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テキストの取り扱い方



塾のテキストというのは市販のテキスト以上に取り扱い方が難しいと思います。

「00塾の解説はわかりやすい、あの出版社のテキストはわかりにくい」
とかいろいろないい方ができるとは思うのですが良い悪いを絶対評価するのはよほどはっきりと優れていたりひどい場合でないと判断が難しいものです。


大抵のテキストは短所はあれど概ね優れているわけでして悪い部分はそのテキストの特徴をつかんでいれば大半のことは補えると思います。

以前ですね、とあるお母さんに「先生は早稲アカを勧めているんですか?」と言われました。その子はサピに通っているのですが、面白いですね。ブログではサピ信奉者だと思われている事が多いのに。。
多分会話の節々にテキストの良しあしを話しているうちにいろいろな印象を与えてしまったのだと思います。

ただですね、テキストの話というのはなかなかどうして難しくて。
テキストを長いスパンを通してどう取り組んでいくべきものなのかどう説明すればいいのか指導終了後の20,30分じゃ収まりきらないです。

僕は普段、話さなければいけない事は段階に応じてその家庭の様子を見て話すように心掛けているのですが、テキストの話もその一つです。一回話したくらいではなかなか言いたいことが伝えられません。

なのでここでも何をどこまで話せるかわかりませんが、とりえず算数に関して。

算数は順序よく正しく学ぶということがとても大切です。

例えば社会であれば5年夏までは地理、6年生までは歴史、それ以降は公民、時事、実践的な複合問題という流れのカリキュラムが一般的です。

記述力を身につけるにしても、やはり暗記は必要です。一昔前の癖のある最難関クラスでは暗記が苦手でも短期集中の対策で合格を勝ち取ることもできたかもしれませんが今はそれが難しくなってきたように思います。
近年は記述重視の学校であれ、まずは知識をためておかないと書けないわけなんですが、その知識を身につけるという点においては初歩的な段階であれば極端な話この順番が前後しても何とかならないことはないです。

国語の読解は学年を追うごとに分量内容は増えていきますね、知識は早めに身につけておくにこしたことはありませんがこれも前後して支障をきたすということはないと思います。



ですが、算数は絶対にそういうわけにはいきません。
多くのケースにおいて学ぶべき単元が前後すると大変支障をきたします。いや、もうほんとに。

大抵は大体4年生から6年生の夏までが大きな一つの流れとなってカリキュラムが作られています。

個人的には5年生は重要だと考えています。
大抵の塾では分数を学び1より小さい数、つまり割合の世界に入っていくのでこの時期のどの単元に力を入れるのか、
優先順位を正しく判断するのは意外に難しく6年生で本番で通じる学力をつける上でとても重要な時期だと思うからです。
ですから、5年生から中学受験勉強を(4年生の2月から)始めるのであればまだ頑張り次第では挽回できる難度、量じゃないかなと思います。

〰〰ちなみに4年生でも場合の数や特殊算(和差、鶴亀、消去、差集め算など)平面図形などは学習しますがこれはほとんどの場合、割合の概念が入ってこないので問題のパターンが限られていますし学習スピードは5年生と比較するとかなりゆっくりです。
予習シリーズなどは1週間に1単元ですが、5年生からは1週間に2単元単純計算にして倍ですね、勉強量の増え方はどこの塾も同じような感じです。〰〰


とにかくその大きな流れを無視して、無理に先取りしようとしたり、塾の確認テスト(カリテ、週テスト、マンスリー、月例なども含め)に追われるあまり良く意味もわからないまま、あたかも中間期末テストの一夜漬けのように取り組むと、実力がつかないどころかその悪習慣を修正する手間を考えると二重にまずいです。

実力テストの前に何を復習していいのかわからない、というケースも見かけますがこれはテキストの本質、実力テストではどういう力が問われているのか?こういう部分が理解できてくると無理なく的を絞って勉強できます。(6年生になれば実力テストのために勉強する時間はなかなか確保できませんし、いつも通りテスト対策を特にしないで受けるのが理想的です。)


4,5年生ではまだ保護者が勉強を見るというケースは6年生に比べるとかなり多いですが繰り返し言いますがこの時期の取り組み方は6年生以降の子供の学力の伸びを決定づけてしまうことがしばしばあります。
5年生までの勉強の取り組み方の判断ミスを6年生になってから直すのは、時間的猶予はもちろん、そこまで受験勉強をしてきたという自負心などさまざまな理由で難しくさせます。

この大きな流れを早い時期から理解するということがそれぞれの塾のテキストの短所、長所を語る上でとても重要であり、それがわからないまま「やれここがいい、あれが悪い」といっても側面的な部分でのみの判断な場合が多いのです。もっとも、大抵の親は6年生になってみないと子供が何をどれくらい学習するのかわからないのでその流れを理解するのは難しい気はします。

あとは塾のコンセプトですね、全体的にはどれくらいの学校レベルに対して合格実績があるのか、もっと細かく見ればその各校舎ではどれくらいの実績が過去数年にあったのか、さらには各クラスではどれくらいの学校に毎年合格しているのか、それらからもテキストの取り扱い方というのは変わってきます。

例えば夏休み。(もう終わっちゃいましたけど・・・)
テキストの量に圧倒されるのではなく夏前のテキストからどういう流れで夏休みのテキストが構成されているのか、そして秋以降どういうことを学習するのか、そういう部分に焦点を当ててみるだけでその都度その都度ぜったいに抑えておかなければいけないポイントというのが浮かび上がってきます。

とてもじゃないけど全部手が回らない!という人の中には
「とりあえず手あたりしだいやっていこう、配布されたテキストを番号順に確実に完璧にしていこう」
というように取り組んで最終的には息切れをしてしまい結局何を学習したのかよくわからないという状況に陥るケースも珍しくありません。
塾によってカリキュラムのスピードや学ぶ単元に多少前後があり、またクラスによっても随分変わりますので一概に「こうしなくてはいけない」というのは大雑把なことしか言えませんが状況に応じて無理のない分量を正しく定着させれば長い目で見たときに実力テストに対応できる力が付いてきます。



最初に戻りますがその点に注意すればテキストの悪い部分というのはその塾の特性、そのテキストの特性を理解することで十分補えるし、効果を発揮できる作りになっています。

無理をせずとも正しくテキストに取り組み段階に応じて身につけるべきことをきちんと定着させることで成績は必ず上がるし、また基本的にテキストというのはそのための道しるべになっています。

いや、まあ、あたりまえって言えば当たり前なんですけどね。

うまくいかずに焦り出すと、その根本的なことを見失いがちになってしまうことはよくあることなのです。


毎回毎回「今週絶対に抑えておかなければいけない部分はどこなのか」意識するのはとても重要ですし、下位の学力の子供であれば「この一カ月で絶対に抑えなければいけない部分はどこなのか」と考えて優先順位を間違えないようにテキストに取り組むことがとても重要です。

そうしないと下位の子供はいつまでも下位のままだし、上位の子供でも学年が進むにつれてほころびが出てきます。

確かに本人の元来の性格的な部分や精神的な成熟度による取り組み方次第で大きく変わるのですが、保護者の導き方でうまくいったり失敗したりすることが多いのも事実です。もともと幼い子供の取り組み方を上手に変えていく保護者だっています。



テキストの良しあしや、わかりやすさを語る上で、解法というものが切り離せない関係にあります。


解法ということについて少し話をしてみようかなと思います。


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なにかしら参考になると思います。


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テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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