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勉強態度  その2

僕が以前、駒東に進学したB君というのを例に挙げたことあるんですが今回の話にも彼を例に勉強態度ということについて話してみたいと思います。

学力的にはかなり高い子供でしたが、態度が真面目というわけではないんですね。

なのでこういう話にはとてもいい例なんじゃないかと思うからです。
まあ、真面目に越したことはないんですが、一見不真面目でもあるい学ぶということに関しては真摯に取り組んでいる子供もいる、ということです。

とにかく態度の悪さは一級品でした。そしてやたらと元気のある子だったのでその子の指導は僕にとってはかなりの重労働でした。

ただ態度と性格は別ですね、態度が悪い=性格が悪いという風にはならないし、また態度の悪さがその子のすべてを否定する材料になってもいけないと思っています。

そうは考えても・・・。

6年生の頃には3時間指導の時もしばしばあり、それはもう心から時間が早く過ぎてくれないかと願った時もありました。いやいや、そういうことはよくないことは百も承知ですが

それくらい手のかかる子でした。

普通学力が高い子供を教えているときのほうが時間が過ぎるのが早く感じることのほうが多いんですね、授業が滞りなく進行するので。

でも彼の場合は30分が2時間に感じるタイプでした。

まず二時間指導の間に椅子に座っている時間などは半分もないです。
たいてい僕の話はベットの上で寝転がりながら聞きます。
もしくは地面。もしくは窓の向こうで景色を見ながらたそがれて・・・。

一応注意はしますよ。そりゃ。
実力行使にもよく出るんですが本人はあひゃあひゃ笑ってばかりでまるでのれんに腕押しです。

お母さんとしても、当初態度の悪さは少し心配していましたが、僕は繰り返し「彼はちゃんと人の話を聞いて理解しているから大丈夫です」という旨を伝えていくうちにあまり心配しなくなりました。それは事実でもあったので、偽りなくそう思っていたんですね。


逆に指導中あまりにもシンとしているとそちらのほうを心配するようになりました。


学校や塾ではもう少しまともなようでしたし。家庭教師をいう授業が息抜きにもなればという考えもあったのかもしれません。

おそらく子供の中ではそうなっていたかもしれません。

僕としてもそれでもいいという考えはありましたね。

とにかく昨日も書いたように基本姿勢は子供が一番学びやすいように、というのがあります。ですから極端なことを言えば本人が胡坐をかこうが机に立とうが踊りだそうがそれでストレスなく滞りなく学力が身につくならまあ構わないという姿勢です。


手がかかる、という最も大きな理由は、常にふざけている点でした。

これには本当にまいりました。

だんだん疲れてくるとノートの文字をデフォルメ調で書き出し、タイトル一つ書くのに5分くらいかかったりするのです。

ひどい時なんかは「今から言うことを書いて・・・・」といって、本人がニヤニヤしているのでノートをのぞいてみると「今から言うことを書いて・・・」と一語一句漏らさず書いているわけなんですね・・・。
「だから、違うって」とか「いい加減にし・・・!!」などというとニヤニヤしながら書くわけですね、そっくりその言葉を・・・・・。

こういうときは何を言ってもダメなので、飽きるのを待つんです。

あとはよく歌っていました。ひどい時は2時間ぶっ続けで。
カラオケじゃないんだからって話なんですが。
テンションが高くて高くて・・・。基本こんな僕なのでついていくのが・・・・。

ある時なんか歌うのをピタリとやめて「ねえ、なんでなんも注意しないの?へんなやつ」
とかいうわけですね。注意してもやめないくせに。

まあそれと、鼻歌気分で歌って問題を解いているなら、他人の話を聞いているなら・・・。
まあそこまでは・・・気にもならな・・・なったけどしょうがないですね。


ボケては突っ込み、ボケては突っ込み・・・こんなコントみたいな授業を5年生から卒業まで2年近くしてたわけなんですが。


お父さんにはよく、「いやあ、よくこんなめちゃくちゃな息子と一緒に2時間もいられますね~考えられないですよ~」なんていっていましたが・・・。

でもおそらくそんなお父さんの性格も本人にはいい影響を与えていたような気がします。

ですから疲れはしますがいやだなと思うことはそんなにありませんでした。
非常に明るく仲の良い家庭でした。

ただ僕が彼の態度をそんなに怒らなかった理由はほかにあります。

歌の合間にしゃべる彼の質問はいつも的を得ていました。どんなにひどい姿勢であってもこちらの話をよく聞いているし、洞察力のある鋭い子供だな、という印象でした。

またノートにこれは忘れてはいけない、と思うことを大きく書いたりもしていました。かなりふざけた字ですが内容そのものはふざけてはいないのですね。

それと、計算力もかなりあったので鉛筆を持たずテキストを地べたで仰向けに眺めたまま僕の解説を聞いていてもちゃんと理解していたりするんですね。どんな姿か想像しにくいかもしれませんが・・・。

それと分からないときは徹底的に追求するタイプでした。珍しいほうかもしれません。何となく理解した、という状態をひどく嫌う子でした。質疑応答の仕方はひどかったですが。

「これはこうなんだと、わかる?」
といえば
「はぁっ?意味わかんね、なにそれ」
とかはしょっちゅうです。

また理解したら理解したで
「これはこうでこうな・・・・」

「あ、もういい、わかったか次いって」
「あーーーはいはいはいはい、もぅ喋んないで、後はやるからいい」

とか言われる始末です。

最初のうちは本当に分かっているのかよく確認をしたのですが、実際よく理解しているのですね。

また逆に僕の解説をよく考えたいときは

「ちょっとだまってて!!!」

といってしばらく無言で考えるわけなんですね。

そういう様々な面を見ると態度は悪くとも理解しようとしている姿勢はうかがえたので腹が立たなかったのかもしれません。いや腹は立ったな・・・たびたび・・・。


僕はよく10の話のうち3,4理解してくれれば十分という表現をしますが、この子の場合は10理解したと言い切ったら8割くらいは定着でしていました。仮に残りの2割に関しても前理解したはず、という記憶も残っているほどでした。

あまりこういう子には巡り合わないですね。

あとは好奇心の強さ、向上心がとてもあったということです。

ある問題に関して解法が複数あれば必ずできる限り他の解法も聞いてどれをどう使おうか吟味していました。

ただこのやり方は、塾の先生と相性が悪いとうまくいかないこともあったようです。
よくやり方が駄目だということで×を付けられることがあったんですね。

一番多かったのが方程式をつかう場合でした。本人には自覚がなく式を立ててしまうわけですね。当然といえば当然なのですが。

消去算やつるかめ算、速さや割合の問題は普通に一次方程式の世界で、連立方程式も使いますし。ですから場合によっては文章から2次方程式を立ててしまうこともあるわけです。ただこのレベルになると小学生では解けないんですね。中学受験から逸脱してしまいます。

そこをよく怒られたみたいです。そうすると本人には何がどう駄目なのか説明がないまま、解法を直されるのにかなり抵抗がありました。

こういう面においても判断は難しいかもしれませんね。


と、いうのは本人はかなりの悪態をつくのですが根気よく話を聞いてみると別にめちゃくちゃなことをしてるわけでもなく少し解法がずれた、と言えばいいんでしょうか、それだけの話なのですね。


ですが態度の悪さに「聞く気がない」「素直じゃない」と結論付けてしまうとこの子の奥深さが見えてこないんじゃないか、と思うわけです。


なんか、書いていたらまたいろいろ思い出してきたな。

ぼくもあまりの態度の悪さに感情的にばかりなってB君の考え方を見落としかけたこともありました。

ええ、と何かまだ話が続きそうなので今日はここら辺で・・・。



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天才なんですね。

親は子供に秀才タイプである事を望みがちですよね。素直で真面目で言う事を良く聞いて勉強も出来て。
この子って以前の日記にも出てきましたよね?その時も思いましたが、天才、もしくは鬼才タイプなんだなと感じました。
こんなタイプは周りの環境によって素晴らしい能力を発揮してくれますね。
理解を得にくくて潰れる事もあるでしょうが。。。
ちょっと私の手には負えなさそうです(苦笑)

続きの日記を楽しみにしています。

No title

駒東...の言葉に興味津々で...
どのようなお子さんかな~と前の時も思っていました....ちょっと。。。いや...だいぶうちの息子とは違いますが^^;
塾の算数の先生には授業の姿勢が悪い!!と前々から注意されております....机にかじりつくように字を書いたりしているらしくて~姿勢の悪い子は成績も悪い!!と言われたこともあります....
ちょっと算数の先生とは相性が悪いのかな....その他の教科の先生にはそのようなことは言われませんでしたから....
どんな態度でも出来れば文句もないんですけどうちの息子の場合算数ダメダメになってきているのですごく困ってます....

No title

>尾場さま

素直でまじめで、そして言うことを聞いて・・・そうですね。本当ですね。

僕はひょっとしたら他人だから許容できるのかもしれません。

天才肌、とは言えるかもしれませんが、それを支えていたのは相当な努力だと思います。
どんなタイプであれ努力に勝る才能はない様な気もしています。

・・・確かにぼくにも手に負えていたのかどうかよくわからないし・・・。(笑)

>たんたんさま

大分違いますか(笑)

最難関に進む子にはこういうスコーンとはじけた子は意外に多いんじゃないかなと想像しています。

まあ、みてる限りは面白いんですが、受験の指導となると・・・・できれば二度と経験したくない子供でした(笑)

机にかじりつくように字を書く・・・結構いる気もするんですがどうなんでしょう?

姿勢や態度が悪いことを徹底的に許さない、というタイプはいると思います。

生理的に受け付けないんでしょうね。
あとは集団授業なのでみんなの士気を高めるためにも良い姿勢を求めるのだと思います。

本人がよくてもそれによって周りが流されてだれてしまうというのもありますから。

そこら辺のさじ加減は本当に難しいでしょううね、塾の先生にとっては。立場上容認できないという思いもあるかもしれません。

先生にそう思われるとなかなか不利な部分もありますが、個人的な考えとしては姿勢の悪い子は成績も悪い、というのは100パーセントとは思いませんし、そういう傾向にある、とも言えない気がします。

・・・いや、たぶん、・・・ぼく、舐められてるだけかも・・・・。

ただここまでだと誤解も生みそうなので、とにかくまた続きを書いていきますね〰。
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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