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留学生 その3

受験生において外国人の割合が増えているという話の続きです。

前回は中国人家庭の英才教育を徹底する考えのご家庭の話を取り上げました。

今回は、英才教育は必要と思いつつも、どこか迷いが振り切れないというご家庭のお話です。

都内のとあるお母さんは子供が塾や学校で習う内容を一つ一つ中国語に訳して問題集の余白に書き込み暗記させていたそうです。(凄!!)息子は4歳から三年間、北京で育ったみたいです。どうやらお母さんには言葉の壁から、授業の内容を十分に理解していないのではと心配しているそうです。
しかしお母さん自身,すんごい学歴っぽいです、北京の大学で物理を教えていて、そこに留学してきた夫を追って日本に来日。
ん?・・・これは夫も中国人ということなのか、在日なのか、日系人なのか、そこまでは分かりませんが、お母さんは「王さん」夫は「戴さん」・・・下の名前を見ても男か女かよくわからないし(汗)

まあ話を進めます。

お母さんの考えとしては「いい大学に入らなければ、人生のパスポートが手に入らない」という思いと息子が小学二年生のときに浴びせられた罵声の意味をお母さんに聞くことが増えたことも、学歴至上主義の思いを強めたそうです。学校や教育委員会にも相談したが納得の行く対応が得られず、結論として「外国人は自分しか頼れるものがない」と思うしかなかったみたいです。

これだけを取り上げれば前回の「学歴至上主義」の家庭と変わらないのが、どうやら医師である夫の考えは違うようです。患者と接してきての考えは「人の魅力や幸福は学歴では測れない」という思い。それに対して「あなたの考えは理想論」という妻の考えも否定できない。

今は妻と夫での二人二人三脚で暗中模索のようです。


最後に紹介されている人は、なかなかこれも興味深いです。
日中両方の教育を経験し、今は日本の教育を選択したという家庭です。
北京の小学校での様子が簡単に書かれていたのですがなかなか衝撃です。
ほぼそのまま引用します。

中国では、担任が成績や態度の良い児童を様々な「幹部」(委員)に指名する。ある日、長男が「扇風機の担当幹部に任命された。僕にだけ、つけたり消したりする権限があるんだ」と得意そうに話した。「幹部って何をするの?」そう尋ねたお母さんに、長男は「みんなを管理するために決まっているじゃないか」。それを聞いて母親は長男を日本に呼び戻そうと決めた。

そのあと川崎市立の幼稚園に通わせたそうです。全員にいろいろな係を経験させる日本の教育に共感した、というのが理由で、呼び戻した長男が喜んでゴミ出しする係りを見て安心したようです。

お母さん自身は母国で官僚だったそうです。
「権力を持つことが偉いと思うような人生は送って欲しくなかった。」
「世の中にはいろんな一番があることを日本に来て知った」

こういう意見をしてくれる人がいるとまだまだ日本も捨てたもんじゃないし、中国には社会主義というのが国のいたるところにはびこっているのだなと感じます。

留学生を取り上げた、今回の話はありきたりのテーマのようですが、難しく、そして重い話題だと思います。答えというのはないと思います。


僕は大学の頃の中国語の教授が「あの国はちょっと裏はいりゃ、民主主義と変わらんよ」みたいなことを言っていたのを覚えています。人身売買、海賊ものの販売などなど。
まあ、13億人もいてひとつの国にしようというのがそもそも至難の業だと思います。
今回紹介された家族というのはおそらくエリートの中のエリートなのでしょう。
ですが経済成長も目覚しく、富裕層もすさまじい勢いで増えてきた今、日本に流れてくる中国人はもっと増えるかもしれません。いくら社会主義とは言え、制度じゃ抑えきれないほどの膨大な人間が存在するわけですからこれから日本に来る人数ももっと莫大に増えてきたら色々な影響があるでしょうね。
ひょっとしたらもともと高いモチベーションでやってくるのであっという間に頭ひとつ飛びぬけた存在になっていくのかもしれません。


確かに、思い出してみれば、僕も韓国人や、中国人、在日韓国人のご家庭の指導は経験があります。日本のお母さんのようにとても受験に熱心でした。あ、あとフィリピンだったか、東南アジア系のお母さんもいました。言われてみれば身近にも存在していますね。

ただ大半はまず言葉の壁にぶつかっていました。子供は普通に日本語をしゃべるのですが、来日してきたお母さんとかだとなかなか細かいニュアンスまではコミュニケーションが取りにくいのですね。ずいぶん苦労した記憶があります。


今回のように外国人の場合だと日本人とは違う意味で学歴に対する様々な思いを抱えていると感じました。違うというのは、「自分たちは外国人」という前提がある分、覚悟や思い入れに違いがあるような気がするのです。



学歴に徹底してこだわるべきなのか、何か習い事をした上で受験もするのか。
大手進学塾の教務であればおそらく「6年生になって習い事をしながら難関校受験は無理」とはっきり言う人も20,30年前は勿論、10年位前と比較しても増えてきたかもしれません。

僕も正直そう思いますからね。ただでさえ勉強だけに打ち込んでも物理的に大変なわけですから。(ちなみに今年は習い事をしている子供は何人かいます。)

同じような悩みを抱える日本人の親だって多いと思うのです。
たとえば「不況だからこそ学歴が大事」という人とか。

何が正しいのか。

結局は自分たちがこうだと思う道を進んでいくしかないとは思いますが、僕も子供の様子というのもしっかり見て適正な道はなんなのか考えていきたいです。


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なにかしら参考になると思います。


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Re: No title

>セ・・・・さま

意志の強さというのを感じますね。

幹部という言葉には驚きます。
そういう点には社会主義というのを感じますね。

Re: No title

>サ・・・・さま
日本は戦後60年以上が経ちましたが、中国はまた日本と違う歩みをしてきたということでしょうか。

国が違うというだけでなく、ソ連や朝鮮半島、台湾の問題やモンゴルとの関係など、やはり簡単には行かない事情も日本より多そうです。

色々な環境の中、さまざまな思いを抱えた人間がたくさんいるのかもしれません。
およそ僕なんかには想像できませんが、受験に熱心な親からは接してみれば
秘めた思いが少し垣間見えるのかもしれませんね。
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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