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個別指導塾 その2

一日遅れましたが、続きです。

個別指導塾のカリキュラム。これはどうなんでしょう。

おそらく個別指導のメリットとして「わからない所でもじっくりとことん面倒みます」みたいなことがあると思います。つまり集団では躓いて解らなくなっても授業は止まらずどんどん進んで置いていかれる所をしっかり理解できるまで面倒みるから大丈夫ですよ、ということです。

果たしてどれだけの人間がこれで成功しているのか?統計とっていないから確信めいたことは言えません、いつも通り主観と自分の個別指導での経験から感想を言いたいと思います。

結論から言うとほとんどうまくいかなかったです。
個別指導に来る子供は大体集団でなじめないから、というケースが多いようです。

だからかどうかわかりませんが人間的なコミュニケーションを求める傾向がある気がします。「講師とお友達」という関係が出来上がるだけで遊び場、もしくは息抜きの場所になるんですね。それは講師が若いからというのもあるかもしれません。前回書いたように学生講師も友達感覚で楽しめればそれでいい、とついつい流れやすい気がします。

そんな学生講師が自分の担当の生徒のカリキュラムを考えるわけですが受験のノウハウもないうえ、
友達関係は保ちたい、となると仮に教務の人間が最終判断を下すとしてもかなり雑でアバウト、そして現実性が薄いです。現実性が薄いというのは実行できる可能性が低い、ということです。志望校合格へ向けての現実性が極めて低いと言えばいいのでしょうか。

僕が働いていた個別指導塾は当時一部上場する予定でとにかくメディアにもたくさん出ていて、会社を大きくすることが最優先でした。なので質のいいカリキュラムよりも生徒を辞めさせないでいくらお金をつぎ込んでもらうのか、それが当時は第一優先でした。

近年塾のホスピタリティ、サービス精神の高さが公立学校に一石を投じているようですが、行きすぎると「お客様」の満足度を高めることに集中しがちになり学力を伸ばすことがそっちのけになることもあるみたいです。

一番最悪だった、と思うエピソードを一つ。

小学5年生の生徒を担当した時のことです。集団塾になじめず、個別指導に来た子供でした。とても自信を失っており勉強そのものが苦痛という感じでした。教務の方針は「徹底的にじっくり取り組ませろ」とのことでした。まあ、とにかく怒ったりして刺激しないようにということを厳命されてました。

んで、具体的にどれくらいの学力だったか、
分数の通分ができず同じ分母の足し算の計算ができませんでした。その計算がとりあえずできるようになるまで2カ月以上かかりました。

毎回授業が終わった後に親への連絡帳を書くのですが「とても楽しそうに勉強しています」とか「手ごたえをもって臨んでいます」といった類のことを教務は伝えていました。

僕は具体的にこれこれこういう勉強をしましょうということは書いていましたが進度に関しては教務の方でそう伝えていたようです。

ある日、お母さんが激高して塾に突入。具体的にどういったか知りませんが子供が言うには「あんたらいつも楽しそうに勉強しているとかまじめにやってるとか言ってるけど、分数の計算すらまだまともにできてないじゃないか!ここに通う前とほとんど変わってないじゃないか!」といったことで怒鳴りつけてきたそうです。そしたら室長が逆切れで「あんたのお子さんが悪い」ということで突っぱねたそうです。そして翌日やめました。子供は残念がっていましたが。

手ごたえを感じているのに、それをせかして怒る親がいけないのか。進度は良い、と言い続けて分数の計算に数か月かかっていることに一切触れなかった教務がいけないのか、はたまた僕の指導力そのものに問題があったのか。

そこらへんはわかりません。

ただいえることはそのペースでやっていたら倍率1倍以上の、どこの中学にも受からないだろうということです。

本人が楽しんで充実していればいいのか、しっかりした学力を身につけるためにもっと厳しくするべきだったのか・・・。

本人が理解するまできっちりやる、というのはあいまいな定義だと思いました。
この子の場合、カリキュラムもへったくれもないですしね。

集団になじめない、というのも多くの場合は親の子供に対する過小評価なのかなとも思います。ついていく子がいるのに、ついていけないと早々に決めつけてしまうのはある意味子供の可能性をつぶしているように思えますし。

マンツーマン指導塾はそこをうまくついた商売、という感じがしてなりません。家が塾に払う指導料と講師に払う給料を比較すると半端なじゃない仲介料を取っていますし。「暴利をむさぼる」という言葉は行き過ぎではないと思うくらい。

そこの話は・・・また書くと長くなりそうだ。

ええ、とにかく「個別指導はカリキュラムがあってないようなもの」ということです。
どうしても集団塾では時間の都合が合わないという子もいると思います。

ただ僕が体験したケースのようなことも考慮してもらえたらなと思います。

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テーマ : 中学受験
ジャンル : 学校・教育

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プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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