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最近の傾向  その3

更新がとぎれとぎれで微妙な感じですが話題は受験算数の最近の傾向についてです。

朝日新聞の今年の受験の傾向というのを読んで僕が思いつくことは

「計算力のような基礎力と共にひらめきや思考力も鍛えましょう」

ということです。

どっちかではないのですね、両方必要だということです。
単純な四則演算の力も必要だし、公立中高一貫校で言われるような「思考やひらめき」も求められつつあると思います。

まず、計算に関して。

計算力に関してはその子の思考力と比較して「やはり足りないな」と思う子どもは多いのでその子の思考力にあったそれ相応の計算力があることが望ましいと思います。

ですから思考力が高くなればなるほどそれ相応の計算力が「ツール」として必要になると思います。以前の「計算」という話でも同じようなことを言いましたが、その時は指導していた子供のことを少し取り上げて話しました。

ただ、具体的にどれだけ必要なのかといわれるとこれに答えるのは難しいです。
それ相応としか言いようがないです。

たとえば典型的なスピード重視な学校といえば慶応中等部、女子学院、もしくは少し外れますが聖光学院などがパッと浮かんできます。

前者二つはスピードと正確さが問題そのものの処理に求められますが聖光学院だと問題中の計算に関して正確さとスピードが求められる、という感じです。聖光学院もここ二三年の過去問を見た限りでは答えの数字を複雑にしすぎないようには意識しているみたいですね。つまり志向やひらめきをもう少し重視しようという、ある側面においての受験の傾向を考慮に入れている印象です。

もちろん上位校だけでなくそのあとに続いて行く学校、そうですね僕は男子が多いので取り上げると芝、本郷、サレジオ、浅野、などは偏差値は高いですが問題そのものは「基礎力を重視」という傾向にまさに当てはまる問題構成なんじゃないかなと思います。6年生レベルで言われるいわゆる基礎、標準レベルがしっかり定着していれば合格最低点レベルには到達できるように思えます。日能研で言えば本科の練成問題6,7割、予習シリーズなら練習問題の半分くらい、サピックスで言えばデイリーサポートの6,7割くらいですかね。

ここら辺のレベルの問題がいつでも、つまりその単元を学習していないときでもぱぱっとそれくらいの正答率で解けたら秋冬あたりでの6年生であれば過去問を解いた際それなりの得点はそれるんじゃないかと思います。

ですからそういってしまえばですね、6年生での学習範囲の5割以上がしっかり定着してくるとですね、それなりの成績をとれてくるということです。

男子でこうなのでいわんや女子です。

四谷の合不合の偏差値表などを見ればわかるように80パーセント偏差値で40から60の間にある学校というのが男子と違ってたくさんあります。
ほとんどが団子状態のような感じで特に50から60の間位は数年単位で見ても変動はかなり激しいんじゃないかなと思います。年単位で表を見るとそういう印象を受けます。

ですから年によって「偏差値」という値でそれぞれがそれぞれの立ち位置にいるわけなんですが志望校の過去問対策をしておけば偏差値ほどの差はなく、合格するにはどこにおいても同じくらいの大変さになってくると思います。

女子校でも学力重視の学校が増えてきているのでその男子と比較した場合の団子状態が今後どういう風に変わるかわかりませんが(そもそも学校数が多いのでそういう印象を持ってしまうのかも)、学力的にyt、日能研偏差値が60を超えるくらいだとかなり頼もしいんじゃないかと思います。

ちなみに思考力を含んだ問題や文章が長い問題というのは男子校よりも女子校のほうが増えてきていると思います。
ですから女子校のほうにこそ「計算力のような基礎力と共にひらめきや思考力も鍛えましょう、ついでに読解力も」とバランスよく両方の力を求められてくるかもしれません。


昔こんな例を挙げた気がするのですがパソコンで言うメモリとCPUの関係に近いと思います。(計算力がどっちなのかは、まあどうでもいいです、あくまで二つの関係くらいに思ってください)思考力に相当する計算力がないと頭の中でせっかく理解したことをうまく処理できずに結局こんがらがってしまうということが起きてしまいます。

子どもたちで多いのは計算途中で最初は理解しながら扱っていた数字がいろいろなこと過程を経るうちに其の数がなんの数だったか忘れてしまうことです。忘れているだけなのにそれがいつのまにか「わからない」数字に変わってしまうのですね。

横で見ていると面白いくらいにそういう風にすり替わっていくのでなかなか興味深いです。

原因の一つは計算力があると思います。
計算そのものに手間取っているせいで次の過程式を立てているうちに忘れてしまうんですね。もしくは計算力がないと大きさがイメージできないので冷静に考えれば「ありえない」数のままずっと計算したり、何を求めたいのかいまいちわからないままなんとなく答えを回答欄に「据え置こう」とするときがあります。ちなみに答えを強引につくるのは男の子に多いです。


一方で計算力はどれほど必要なのかと考えると、結局明確には答えられないです。
たしかに受験をしてこなかった中学生や、私立の小学校に通う子供は受験生と比較した場合たいてい計算力は遅いですがでも思考力理解力があれば十分に補ってもいけるわけです。

それにぼくも計算力を求めるといってもフラッシュ計算のようなレベルのことを言っているわけではないし受験をする学校側だって当然そうだと思います。その学校の問題にあったそれ相応のレベルなはずだと思います。


もちろん勉強は受験で終わるわけではなく今後も普通6年理系にいけば10年は計算力は必要になるわけです。ですから僕は伸ばせる余地がある場合は出来る限り伸ばしていきたいと考えます。

実際自分自身に置き換えるとですね、算数を毎日教えているせいか間違いなく中学生の時よりも「因数分解」が早くなりました。
たとえば二次方程式を見た場合に解の公式で解くのか、因数分解のほうがいいのか算数の四則演算をこなしているだけでも確実に早くなったと思います。
こういう計算力が身につくと、数学においても応用題にぶつかった時に便利なんじゃないかなと思います。数がイメージできないだけで(代数の世界であまりイメージ重視というのもよくありませんが)問題に取り組めない子供を見ると基礎力があれば解決できるかもしれないな、と思うことがしばしばあります。


結局はどのレベルを求めるかということなので何がなんでもその計算力が必要というわけでもないですし。そのこその子を見て判断していくしかないです。

ですから受験全体の傾向として「計算力を重視」というのはあるとは思いますが同じ言葉でも各学校ごとが求めているレベルは千差晩別ということです。

おそらく公立の勉強を受けた子供たちの計算演習量に憂いはあるが、どれくらいできてほしいかというのは自分の志望校と照らし合わせて判断していくしかないですね。意中の学校の偏差値が高い場合は当然その学校に合わせてどれくらい求められているのかを知る必要はあると思います。

算数は計算力によって日ごろの勉強の負担度も全然違います、6年生になればその差は本当に大きいです。もう5月半ばですから2月3月ごろとも話はまた全然変わってくるわけです。クラスによって課題として出される量がどれほど違うのかというのはピンとこないかもしれませんね。

言えることは上位の子供たちは普通のクラスの子がおそらく聞いただけじゃ「そんな量出来っこない」という量でも難なくこなせる子がいるのも事実なのです。塾としてはクラス内においてそのレベルに合わせることが多いので同じクラス内でもそれでペースが乱れてしまう子も多いですけど。

計算が早いと理解力がまし、思考力に余裕ができ、算数に対しての苦手意識が少なくなるということはあると思います。計算を早くすることは努力で誰でも出来ることですから。スポーツで言う筋力トレーニングです。型や技術をこなせる身体能力があってこそのプロのアスリートというのと同じことですね。


長くなりました。

もう一つの思考力についても、触れてみようかなと思います。

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なにかしら参考になると思います。


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プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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