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成績公表の是非


全国学力調査について内閣府がネットアンケートをしたところ、約7割の保護者が学校ごとの成績を「公表すべき」と答えたそうです。
いっぽう、市や東京23区の教育委員会は9割近くが「公表すべきでない」としていて意見がくっきりと分かれたそうです。

保護者アンケートは内閣府が民間の調査会社に委託して、ネットで2200人が回答、回答率は90%、公表すべきが67.3%、公表すべきでないは10.5%だったようです。

教育委員会のほうは「公表すべき」は東京都内で3.1%、都道府県、政令指定都市で1.6%。
「公表すべきではない」は市区教育委員会で86.7%、都道府県、政令指定都市教育委員会で65.1%、こちらは差がありますね。

理由についても書いておきます。

保護者の公表すべき派
「学力を向上させるのはまず学校の義務」
「学校選択のための基本情報」
教育委員会の公表すべきではない派
「学校間の過度な競争につながる」
「学力調査は指導方法の改善に役立てるためで、公表しなくてもできる」


面白いなと思ったのが学力調査についての政府の規制改革会議での報告と、文部科学省の考えです。

会議では「多大な公費が投入されたにもかかわらず、それに見合う情報が公開されていない」というのにたして塩谷文部科学相は「学校ごとの結果を出した時の弊害をどれだけ理解しているか甚だ疑問」としているところですね。

意見に違いが出るくらい微妙な問題だということでしょうか。

僕は、公表しなくてもいいかな、と思います。
公教育の学力低下は非常に困りますが、競争が生まれることでごく少数の人間が追い込まれてしまうのはもっと危険な状況だと思います。
そんな風潮が生まれれば中学受験の競争がある種異常な状態が続いても誰も何とも思わないような雰囲気になりそうです。もっとも中学受験そのものが都心特有の文化のようなものなのでそうそう日本全国そうなるというわけじゃないんでしょうが。

競争するのであれば塾というものがあるのでそれをそのまま公教育に持ち込むわけにはいかないですからね。

「学力向上は学校の義務」というのもわかりますが具体的にどれだけのものを求めるかというのが重要だと思います、単純に学力を上げるといってもその言葉それだけでは子供たちにどれだけの負担を強いて成長過程の弊害になるのか、考えたうえで慎重に発言する必要があるでしょう。

例えば学校側がそれらを世界的に見て相対的にわかるように提示すれば、学校別の公表をする必要はないと思います。
世界というとまた論点がずれていきそうですが、とにかく物差しが必要ですね、受験指導している身からすれば学校でできる学力向上は決して大きなではないと感じるからです。

いつも言いますが、受験生の上位の人間なんかほんと、すごいものですよ。感心します。
学校別成績の公表を求める意見はそういう事情を踏まえて具体的にどれくらいの学力を身につけてほしいのか分かっていて発言しているのであればいいと思います。

教育委員会側の「学力調査は指導方法の改善に役立てるためのもので」という意見に一番共感します。それを通して全国の学校の中身が改善されていけばいいわけですね。
そしてごく少数のついていけない人間も出さない様に全体的に底上げする努力をしていけばいいんじゃないでしょうか。

まあ、もっとも政府のやることなんて信用できないから公表しろといわれれば、それもまた、まあ、そうとも言えるような言えないような・・・・。


そもそもどんだけの費用かかっているか僕知らないですし、それによってどんなメリットやいいことがあったかも知らないわけでして、でもまあ素人意見として公表は控えればよろしいかなと。

自分の学力を知りたければ、コストはかかりますが民間の公開模試はいくらでもありますし、順位も偏差値もバッチリですよ。ついでに問題ごとの正誤表なんかもありますしね。

日能研だったら解けそうで失点した問題が取れていたら偏差値がどれだけ上がったかなんてシミュレーションつきです。四谷大塚だったら類題の復習テストまで受けられますよ。いやあ、どこもかしこもすごいですね。

だったら公教育でそれくらいやってほしいなんて意見もあるかもわかりませんがそれは少々難しい話だと思います。そこまでの話になったら塾の出番だろうし、塾のような予備校のような進学校の出番ですね。全国どこもかしこもそんな学校にする必要はないと思います。
先ほども書いたように、偏差値や順位に常にさらされる子どもたちがボケっと大人に身を任せて単純に生きているわけじゃないですからね。
とても高い順応能力はありますがそれでももろく不安定なのも事実です。
あまり不用意に学力を上げろということは僕は言いたくないです。

学校は学力を伸ばすのが大きな目的であってもそれがすべてではないし、もっといえば学力が低い子供でも社会に出て生きていけるすべを身につけさせることも大事なような気がします。
学力でのガチンコ勝負は塾だけでいいんじゃないですかね。


なんか、思ったより長くなってしまいました。
学力調査は今後も変化し続けるでしょう。今後も動向を見ていきたいと思います。

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shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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