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志望校を決める その3


志望校に関しては去年も書いたので最近の記事の続きではありませんが、「その3」としておきました。ちなみに以前の1,2は少し修正を加えたほうがいいかもしれません、今改めて読むと(汗)。

とりあえずそれは置いといて、模試と志望校に関して関連性というか、信憑性について僕なりの考えを書いてみようかなと思います。

朝日新聞の「朝日進学情報8月号」にこのようなことが書かれています。

~「合格可能性の数値は50%程度が目安。20%以下が何回も続いた場合は、志望校の変更を視野に入れたい」。押さえの学校については、合格可能性が80%程度に達しているところから選ぶのが望ましいという。~

言葉をそのまま拝借してきたのは、まったくもって同感だからです。
どの模試を受けるのかということで合格率は変わってきますが、四谷大塚の合不合、もしくは日能研のセンター模試が全体の模試として信憑性が高いテストだと思います。

首都圏模試は上位を狙う子供はあまりお勧めではありません。場合によっては合不合と比較して合格率が20%以上高い数値で出てくる場合があると思います。両方受けて合不合より低いということはほとんどないと思います。体調が悪かったとかそういう理由以外考えられないです。
それくらいですね、上位を狙う子供であれば首都圏模試は勧めません。

逆に偏差値として下位の学校を志望校とする場合は合不合を勧めない場合もありますね、問題のレベルと本人の学力との相違から今度は逆に正確な数値が測りにくくなったりするものです。

それらの前提を踏まえて考えれば進学情報に載っていた志望校の目安は非常にバランスがいい判断基準だと思います。

また四谷大塚も日能研も12月、1月ごろまで毎月実施されるので連続で受けると自分の苦手分野を見つけることができる場合もあるので、できれば毎回受けるといいと思います。


50%が合格可能性の目安なんて言うとずいぶん気が大きいように思われるかもしれませんが、実際それくらいなんですね。それくらいの可能性があれば有望と見るのが中学受験です。(というかすいません、高校受験や大学受験との比較ができないものでして。)

1年間通して自分たちの志望校に対してどんなテストでも80%を切ったことがない、というケースは非常にまれでしで、中学受験基準でいえば、よほど安全圏を本命にしているとも言えます。塾なんか行ってたらまずそれ以上偏差値の高い学校を勧めますからね。それ以上上がない限りは。

一方20%が何度もつづくというのは、そのケースで受かった子は過去に記憶の限りではいなかったと思います。ちなみに最低数値が20%なので同じ20%でも限りなく0パーセントに近い場合もあります。

中にはそういう学校を本命だけでなく、併願にも持ってきたいという人もいますが、やはり避けたいケースですね。これもそれ以上したがない場合は仕方がありません。

親の中では踏ん切りがつかない人は少なくないと思います。ですが模試はとても正確というわけではないけれどもやはりその子の合格率をちゃんとあらわしているものなのです。何か目算があるのならばいいですが、確率で「五回に一回は受かる」という考えならばほぼ間違いなく可能性は0に近いのでやめた方がいいと思います。
どうしても受けたい学校があるのか、どこかは必ず受かりたいのかちゃんと二者択一しなくてはいけないと思います。
たまに「どこかは入れたいけどこれ以下は絶対にありえない、だから何とか成績をめちゃくちゃ上げてくれ(はっきりそうは言いませんよ、もちろん)」という要望もいただきますが、残念ですが、僕は力になれないです。もしかするとうまい営業マンなら2月まで夢を見させてくれるかもしれません。


しかしですね、また20%を超えるのであれば、グンと可能性は高まります。当然合格率はまだまだ低いですけど。場合によっては「受けてもいい」といえるような場合もあると思います。

2,3年前といわれるとなかなか思いだせませんが去年であれば最高50%、後は30%前後だった学校に合格できたケースがありました。

親は本人の前で言うわけではないのですが、僕の前では「絶対無理だと思うから変えたほうがいいんじゃないか」と何度も言っていました。

幸い他に行きたい学校が安全圏であったことと、日にち的に無理がない感じだったので「可能性を0にする必要はないと思うので、1度は受けてみたら」という方向に促していました。本音を言えば五分五分でした。いや、四分六分かな・・・。勧めたということだけを切り取ると無責任のような印象を与えるかもしれませんが、やはり併願を含めた背景が判断の決め手になりますね。他の部分でリスクを減らす要素があったわけです。

僕の中では本音の中で五分近いのであれば、行きたいと思っている以上、併願を含め、のるかそるかになっていないのであれば受けたほうがいい、という考えでした。

結果、複数回募集の1度目で決めることができ、また当日発表でしたので2月1日で試験終了でした。1月に二つ受かっているのですべて合格です、そういう言い方をすると結果だけを見ればさもうまくいったかのような言い方になりますね。

ですが、50、60%位を常時取っていても落ちる子は落ちるのです。下手をすれば安全校以外はすべて不合格とか。これも結果から言うと人によっては悲惨な印象を受けるかと思います。


ですから受験は水ものである、というのは否めません。
一方で確立に対してのとらえ方は性格が多分に影響します。
そういう意味で、進学情報に書いてあったアドバイスはとてもいい判断基準だと思いました。


20%が続いたら変更を考えたほうがいいと思います。40%くらいなら、行きたい学校であれば変える必要はないと思います。だれだって不安です。やはり性格もあると思うのです。

ですから20%が続かない場合は原則子供を励ましてあげるほうが、子供にとっては気が楽だろうし、あまのじゃくにならずに頑張ろうと思うことは頑張るんじゃないかなと思います。


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プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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