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公立中高一貫での出来事 その2

はい、結局更新できませんでした・・・。

まず新聞の内容を詳しく内容を見ていきたいと思います。

九段中等教育学校は、千代田区が都立九段高校から譲り受けて06年に開校。
同年の入学選抜で合格した(昨年4月時点で)160人は高校段階に進む際に18人が外部の学校に進学。

「高校の授業についていけない可能性があり、納得のうえでの転学」が学校側の言い分ですが、「一貫教育を前提にしているにもかかわらず、学校が責任を放棄している」という批判も出ているわけです。

学校側は外部に進んだ生徒について
「授業中にノートを取らなかったり、学校が求める補習に参加しなかったりなど学習態度に問題があった」ので保護者を交え面接して、「高校で授業についていけず、留年の可能性もある」と話して外部進学を選択肢として示したそうです。

校長いわく「いずれの場合も保護者を含めて納得の上での選択だった」。

この学年では中学3年の段階でも7人が転校し現在は160人から135人にまで減っているそうです。

なぜこれだけ転学者が多いのか、背景としては入学選抜制度です。
定員の160人は80人ずつ、千代田区民と区民以外の都民から募集しています。
倍率は区民枠1.7倍、都民枠が10.0倍です。

ちなみに高校段階に進まなかった区民枠が18人中16人だったそうです。


公立中高一貫校は私立志向が強い大都市圏中心に「公立復権」の対策として相次いで設立されているわけです。
だいたいが既存の高校かに附属中学を新設するわけなんですが、九段のように「中等教育学校」として、一つの学校として一体的に教育する学校もあるわけでこれがいま全国で20校だそうです。

比較した場合、都立の中高一貫で高校段階に進んだ生徒がいる学校は4校あり外部の学校に入った生徒は全部で4人だそうです。

千代田区教育委員会も「今回の出来事を大きな課題として受け止めている」みたいですが。



つぎに、今回のことをぼくなりに少し考えてみたいです。


大きな問題なのは、区域内と区域外との倍率が大きく違う事だと思います。当然ですね。

普通に考えてです、どう考えても外からの倍率で入ってきたほうが学力の高い子供である傾向が高いと思います。


ちなみにここら辺の地域では越境して小学校に通ってくる子供も少なくないですね、となると中学での九段を視野に入れて引っ越したり越境してくる人もいるかと思います。


区域内にさえ入ってしまえばかなりの確率で、お得感の高い公立中高一貫に入学できる、当然そう考える人はいると思います。
基本的には公立中高一貫は軒並み高い倍率ですからね、この倍率では入れるなら実際かなりの裏技です。


ところがふたを開けてみれば区域内から入った学力の低い人間は、結果として、はじめから学校側からは相手にされていないわけですね(学校側の言い分は別として)。体面を保つために受け入れはするけれども出来が悪いなら大学進学率における学校の評判に関わるので適当なところで切り捨てようと言う魂胆だったのでしょうか。はじめからこういう事態が起こることが想定内で6ヵ年教育を始めた可能性も無いとは言い切れないわけです。

となると他の中高一貫でもはじめからある程度素養のある人間しか相手にしないんじゃないかと言う不安を持つ人も出てくるかもしれません。保護者としては考えたくはありませんが。

実際私立では「特進」クラスのようなものが存在する学校では「特進」と「一般」を明らかに区別して「特進」で進学率を上げようとする学校は存在します。

奇しくも、先日保護者の方からこういう質問を受けました。
「00学校は特進に入った人間にばかり力を入れて一般はとてもじゃないけどちゃんと面倒見ているとはいえない状態なんですか?△△学校では一般で入った子供もしっかり面倒見てくれるって聞いたんですけど。」

火の無いところに何とやらで、そういううわさが流れると言うことは少なからずそういううわさが流れる要因があったと考えられます(芸能ニュースのように根も葉もないうわさもあるかも分かりませんけど)

特進と一般の差にもよりますが、あまりにもかけ離れている場合は両方の面倒を見ると言うのは無理がある場合もあるかもしれません。あらかじめですね「特進はこのレベルの学校、一般ならこのレベルの学校」とある程度明確に目標が分かれていて通わせるほうも納得していればいいと思います。

あまりにも学力の低い子供が6年間、「丁寧に面倒を見てもらう」と言うのは本人の気持ちとマッチしていなければかなりの負担になるんじゃないかと思います。

御三家クラスの私立学校に入る子供はもうスタートラインが全然違います。
スピード、深度、求められるレベル何をとっても偏差値50前後の私立と比べても桁違いです。


九段の場合は区域外からの入学で私立受験も視野に入れている子供が入学してきてそれが大体yt,日能研で50後半だとします。逆に区域内から私立受験を全く考えず公立の学校の優等生が入学してきたとします。(公立中高一貫の選抜問題は難しくなっていますがこの倍率ではそういうこともまったくあり得ないことではないと思います。)

受験を指導するものであればおそらくだれもが少なからず「無理がある」と感じると思います。無理とはいかないまでも別々に教えたいとは思うんじゃないでしょうか。

次元が違う、という表現は行き過ぎではないと思うのです。暗記モノの理科社会ならともかく、国語の読解レベル、数学のスピードに対しての差は歴然だと思うからです。

もちろんこれくらいの差であれば本人次第で何とかなるレベル(かなりしんどいと思われます)でしょうけど、区域外から偏差値60レベル、区域内から偏差値30レベルの子が入学したらもっととんでもないですね。これは・・・偏差値30以下の子供を目の当たりにしたことがあるので実際起こりうることです。

僕なら指導を放棄します(笑)

いやいや冗談ですけどって言いたいけど本当その立場になったらとんずらこきますよ。

その差を3年で埋めるには、指導者にも相当の腕が求められると思います。


どこまでのことが現実起きていたのか・・・・本当のところ、本当の実情を100パーセント把握しているわけではないので、わかりませんけど。


今回のことは起こっちゃいけない事態ではありますが、単純にいいとか悪いとかじゃ済まない問題です。今後もこういうことはほかの公立一貫校で起こる可能性はありますが、それを防ぐ方法は今のところなさそうです。それだけ難しい問題ですね。中学受験全体が抱える問題の一つだと思います。

予防策としては、学校の校風をよく調査したり、内部情報をできる限り入手するしかなさそうです。価値判断として、それでも九段に入学したいという人もいるでしょう。自分たちはどうしたいのかそれをできる限り具体性を持たせることですね。

途中で転学する可能性が高い学校はいやだという人はどこまで事前に調べることができるか。

中学受験を考える親にとってはまた一つ仕事が増えたような気もしないでもないですが、子供にはなかなかどうにもできないことなので保護者がどうにかするしかなさそうですね。

九段はこれからどうするのか、ほかの中高一貫はどういう対策を講じるのか、今後の動向も気になるところです。


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Re: No title

おそらく、多くの人間が「公立では学力格差を何とかしつつ全体的に相応の学校へ進学できる学力をつけてくれるもの」と思っているんじゃないかなと想像しているのですが実際はどうなんでしょう。

今回のようなことが起きても「それは当然」という人の方が多いんでしょうかね。
そもそも学費の面でかなり得している分「文句は言えない」と思う人もいるかもしれません。

都内では地方に比べて、私立のほうが東大をはじめとする難関大学の進学率で幅を利かせている理由としては当然学校内での過酷な競争があるからだと思います。

親の方もそのつもりで通わせている人であれば「足手まといは切ってほしい」という発想の人もいるんだと思います。私立は民営、公立は義務なんだから無理してくる必要はないといった具合に。

公立と私立では学校側と保護者側の力関係というのも随分違うようにも感じますね。

うーん・・・・難しい問題です。どんなもんなんですかね。
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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