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公立中高一貫校の是非


前回は九段中で起きた「事件」に関して触れましたが、やはりそうなると当然こういう話題も白熱してくるわけですね。公立中高一貫校はあった方がいいのか、ないほうがいいのか。
私立、公立それぞれの立場にいる人の意見が載っていました。

私立側は渋谷教育学園理事長、公立側は千葉県立中学校高校の校長、後もう一人青山学院大学教授、こちらは私立側の人間なのでしょうが公立の重要性を説いていますね。

渋谷教育学園となると、私立でも目覚ましい成功を収めている学校グループ(だと思う)なので何かこう説得力を感じます。まあ肩書からはいる、ミーハーな自分もどうかと思いますが、その立場の人間としての意見として非常にわかりやすいなという印象を受けました。


簡単に考えを書いてみると、公立一貫校の設置に大いに賛成していたそうですが、同時に私立受験生の子供のように競争が激化したり、「受験エリート校」が出来上がることでの学校間格差などが起きることを懸念していたようです。
実際始まってみれば「適性検査」明らかに学力を測るもので、塾もそれに向けた対策講座を開き、さらに塾向けの説明会を開いている学校も出てきたわけで、それに関しても触れています。
問題として取り上げているのは「公立が私立の後追いをしようとしていること」といっています。それはよくわかりますね、九段中の1割近い生徒切り捨て問題もありましたし。
実績作りを焦るあまり中高一貫の本来の趣旨を忘れているとの指摘です。
・・・これは僕も反省すべき点がありますね、以前白鴎中の実績が開校当初に比べて偏差値が下がる一方で、思ったより大したことないじゃんなんてことをサクッといってしまいました。下がったか上がったかもそうですが、そもそもその発想そのものが問題ですね。
公立にそういうものを求め出したら私立と公立の差異がなくなるというか、「学費が安くて合格実績のよい学校」なんて安直に考えてはいかんということですね。
理事長の言い分としては、「私立は経営があるから大学実績など保護者のニーズを気にしないわけにはいかない、生徒が集まらなくては経営が立ちいかなくなる。公立は経営を気にしないでいいわけだから理想の教育を追求すべき。また私立が長年努力と工夫を重ねてきたのと同じ教育モデルを形だけまねて公立でやるとすればこれは缶による民への圧迫となり、やがて私立はなくなり公立だけになる」といっています。
これは私立経営者から見たら切実な問題ですね。
締めには、今後公立一貫校はどうすればいいのかという具体案を提示してみて、私立がまねしたくなるような教育実践をぜひ示してほしいと書いてあります。
いやあ、殊勝な言葉です。


私立の経営者という立場でありながら私立公立のバランスを真剣に考えているのだなと、そういう印象を受けました。


公立側の千葉中高の校長は、公立の存在意義について語っておられます。
しかし付属中学の設立や適性検査の作成、入学後の学力の大きなばらつきなどかなりの課題を抱えているようです。大変さが伝わってきます。
こちらも最後に興味深い言葉が載っています。
「千葉中の生徒は全員千葉高校へ進学します。中学入学を認めた以上高校卒業まで面倒みるのは鉄則。中学の時に学力的に遅れていても高校へ行けばのびる。」
んまあ、伸びることもある、というのが現実でしょうがそれでも・・・九段中の幹部らはよくよく聞いておいたほうがいいんじゃないでしょうか。
理想であるかも知れない、理想であってもそれすら語れず、安易に妥協する姿勢はよくないと思います。安易になんて言いましたが、やはりまだできたての学校があっさり生徒を切るなんてのは安易か、もしくは確信犯かのどちらかですよ。


さてもう一人、大学教授のお話です。
地方での公立の役割について触れており、公立の可能性に大きな期待を寄せているようです。同感です。僕もいろいろな課題はあるなと思いつつもやっぱり公立中高一貫ができたことは、特に都内で開校しているというのはとてもいいことだと思います。倍率の高さも人気期待の表れですしね。

ただ、首都圏と地方では公立の立ち位置というのは全然違います。都内の公立がいきなり地方の私立のように台頭してくることに私立側の警戒感があるというようなことを述べています。要は公という立場をうまく活用しながら進学実績を上げようとすることに反感が強いということだと思います。渋谷学園の理事長がおっしゃっています。


また私立にたいしても、進学実績にこだわるばかりではなく「建学の精神に基づく人間教育をすべき」で効率を批判する前にやるべきことがあるのではといっています。
いやあ、これはさっきと矛盾するようですが理想だけで机上の空論の気がしないでもないです。
現実問題、進学実績にこだわらなければ多くの私立学校はすごい勢いで衰退します。今はもう本当にそういうご時世です。その波は確かに女子校にも来ていますからね。
建学精神を問うだけでは誰も来てくれないということを身にしみて感じているはずです。
まあ、青山学院は人気があるんでしょうけど。確かに合格実績というよりはネームバリューはいまだに強いです。うまく言っているのかもしれない。

でも今や女子中学校でも国公立や医大、難関大学の実績を宣伝材料としているところは本当に増えてきました。

その中で公立の学費の安さを「価格破壊」だといいたい気持ちはよくわかります。
なぜなら多くの私立は断腸の思いで改革をして、リストラしたり、現実に真正面から立ち向かっているのに対して公立は国という強力なバックアップがありますからね。

私立にやれるべきことがあるという前に、やはり首都圏の公立がやれるべきことをやってから、それからでしょうね。

三つの意見を見比べてみてもこの問題の根深さを痛感します。

いやあ、何か余計頭が混乱して疲れました。



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No title

すみません。その記事、どに載っていた記事でしょうか?けっこうこまめに新聞はチェックしてるつもりですが、見つからなかったので…。

No title

・・・ごめんなさい(汗)
月末に新聞出したから今手元にないかもしれません。
9月後半の内容であることには間違いないのですが一応あるかもしれないので、探してみますね。

No title

あ、いえいえ。
早速ありがとうございます。あの、それって朝日ですか?

No title

あ、そうです、それも言い忘れていました。
朝日新聞です。
朝刊だったか夕刊だったかも怪しいので・・・ほんとすいません、調べてみますw

Re: No title

おくれてすいません、見つけました。
9月27日の朝日新聞の9面です♪
オピニオンという欄で三人の意見が掲載されています。
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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