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KY



今流行りの・・・といっている時点で時代に乗り遅れているように思えますが、そうです女子高生たちが使うあのKYです。空気読めないってやつですね。

実は最近指導中にこの単語が頭の中によぎることが多くなりました。少し低俗な感もありますが意外になかなかどうして使い勝手のよろしい言葉です。

つながりというのを意識できない子供たちはしばしば算数においてのKYに陥ります。問題の流れがつかめないんですね。会話の流れが読めないのと類似する点があるように感じるのです。

例えば基礎力トレーニングは一週間同じ単元の問題が数字を変えただけで続きます。
予習シリーズや本科教室であれば例題の解説があって数字を変えただけの問題や、問う場所をすこし変えた問題というのがすぐ後に出題されます。

さすがに基礎トレのレベルで「前回と同じような感じだ」と気がつかない人はなかなかいないでしょうが、テキストだと解説にあったものとほとんど同じであることに気がつかない子供がいます。

前回も言いましたが算数のカリキュラムには必ず流れがあります。毎年枝葉末節の部分での変化はあれど幹までが生まれ変わるわけではありません。前回の授業があって何で今回の授業があるのか、その前の例題があって何で次にこの例題に入るのか常にこういうことを意識していると単元全体の大きな流れが見えてきます。また単元や例題の順番の違いからその塾の特徴などがうっすらと感じることもあります。
そしてそういう受験算数の体系が俯瞰して見えてくると学校側が出題する問題の良問や奇問というのが判別できるようになると思います。問題そのもののレベルではなく、出題問題の質において出題者の性格やレベルというのがなんとなく透けてくるんですね。

こういう流れをつかむということが、僕がブログの書き始めの頃から話していた、たとえば「背伸びした問題」や「上品な問題」、「出題者の誠意が伝わる問題」「非常に深い問題」「反則的な問題」などいろいろなメッセージというのを感じるようになります。

こういうのは今まで抽象的な表現しかしてきませんでしたが、つまるところ分析です。分析という言葉をもう少しフランクに言えば問題出題者とのコミュニケーションだったりするわけです。

市販のテキストのレビューや「はじめに」などに書かれている言葉においても触れたことがありますが同じような部分があります。
この人は数学者だなとか、受験算数に日頃から触れている人だなとか、そういうのがわかるんですね。
以前市販のテキストの最初に書かれている言葉に「随分乱暴な物言いだな」と感じたことがあります。「この本に載っている問題は基礎知識であり覚えておいて当然、これくらいの時間でやれないとだめだ」というようなことが書かれていたんですね。
もしその人が言う、そのレベルに達すればどう低く見積もっても受験者全体の上位2,3割には入るレベルです。YTでの60以上にはなるなと感じました。それを基礎的というのは何かこう見下したようなニュアンスというか、書き手から伝わる気の強さや不親切さを感じた覚えがあります。
また平気で数学の幾何の公式を載せたりと、受験算数をどれだけ知っているんだろう?という気もしました。

まあ、中数でもチェバの定理やメネラウスの定理を載せていたことありましたね(汗)
あ、あれは上級者向けだからいいか。


僕自身はは3,4年前からこういうことを感じるようになりました。指導したての頃にはただ問題を解いて解説して理解定着させてというやり方でしたが、それだけではない要素が見えてくることで指導においての無駄が減ってきたんじゃないかなと勝手に感じています。証明するものは何もありませんが。

子どもに問題を解説して類題を解かせる時に、数分前とはまるで別のアプローチで式を立てて10分以上もうんうん唸りながら考えているケースというのがあります。中には自分の得意な解法をあくまで使いたいから先ほどとは全然違うやり方で、ということもありますがまたそれとは別のものです。

「ええ??今こういう話してんじゃん。ってかなんでそういう切り返しなわけ?」

電車やファミレスで見かけるおばさん同士の会話でたまにそういうのありますね。算数の問題への取り組み方に対してそういうツッコミを入れたくなる時があるわけです。

分析、会話のコミュニケーション能力に近いものを求められるので国語力は絶対に必要だと思うのですね。ですから僕はある意味国語が嫌いではなく算数を苦手としている子供のほうが先々のことを考えれば学力の伸びしろがあるんじゃないかと考えています。早い時期からすらすら算数を解けることが悪いというわけではありません。算数が苦手だと思っている子供でもいくらでも可能性があるということが言いたいのです。

算数が苦手な子供は問題との対話そのものをしなくなっている子供もいます。これは国語の文章や問題文を読まないのに似ています。

算数においてはつながりを意識出来ればできるほど学力が高いとも言えるんじゃないでしょうか、今まで子供たちを見てきてそう思います。応用力があるとはそういうことも含まれているのかなと思います。様々な単元をつなぐことができてくると創造力が高まるのでみたことがない問題に対応できる力というのもついてきます。

サピックスのテキストならデイリーサピックスや保護者会での授業の予定表、テストでの簡単なコメント用紙、日能研なら本科教室での授業とは直接関係がなさそうなコラムやオプションの理解(・・・たしか)の部分にそういうつながりを意識させる話というのが載っています。

その間その間だけ、ただ与えられた問題が解けた解けないで終わらせるのではなく「なぜ今この単元のこの問題を学習しているのか」そういうことを意識し、且つ理解して取り組んでいけば、6年生になった時に大きく躓くこともないし、逆に飛躍的に伸びていくこともできるんじゃないかなとおもいます。


6年生は残り数か月、最終調整に入ろうかという時期になっているわけですね。この時期になれば後に戻っての復習という時間をつくるのは非常に困難です。

4,5年生のうちから算数の流れを意識する習慣をつけると、後々いいんじゃないかなと思います。


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Re: No title

調べました・・・。

名前まで覚えていなかったのですが、まさにこのテキストです(汗)

理想論というか、現場との乖離が大きいように思います。
このレベルに到達することは理想ではあるけれども、上位数パーセントだとおもいます。
正直感想として受験生全般を把握している人間とは考えにくいですね。

ですから基本知識というよりは算数を極めたい人向けの上級者用と捉えなくては、子供にかかる負担が大きいように思えます。
テキストの使い方をよほど慎重にしないとまずいと思います。

ひょっとしたら同じように感じている人はいるかもしれませんね。(苦笑)

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プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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