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段階、本質

確か週刊文春だったと思います。
本当に入学して得する私立はどこか、というような趣旨で書かれていたなかでちょっと気を引いた文があったのです。
正確な文は覚えていないのですが「偏差値が中堅レベルの私立の生徒が授業について行けずに塾にきてテストを受けたら公立の平均層とあまり変わらなかった」という内容です。
その生徒が落ちこぼれだったのかどうか、公立の生徒のレベルが平均層なのか、優等生なのか下位の生徒なのか、・・・ええとごめんなさい思い出せないや。いや、そこが重要ですね。

コメントしている人間が言いたいことはですね、高い金払って中堅レベルの私立に入れてもほとんど場合が十分な学力を身につけることができないというようなことです。おまけに私立に入る前には数百万かかるということも書いてあり私立に入れることのデメリットを説いているわけです。お金がすごいかかる割にそれだけのものが得ることができないケースがほとんどだと、そういうことが言いたいんでしょうね。


別にこれにどうこう意見を言う気はありませんが、僕の過去の経験では普通の公立に通うの中学三年生の優等生と最難関の私立を目指す上位の6年生を比べた時に明らかに小学生のほうができるなと感じました。

もちろん僕自身詳しい統計を取ったわけではないので、実はその中学生が学力面で普通以下の公立だったのかも知れませんし、たまたま指導した中での比べた生徒の対象が偶然そういう結果を引き起こしたのかもしれません・・・が、とりあえず少なくともそういうケースもあります。

また週刊誌では「中堅どころの」を言及しているので、僕が例に挙げた最難関を目指す小学生は対象外ということにはなりますが。
以前取り上げた渋幕や青学の私立側の意見としては「建学精神」などの勉強以外での私立の重要性も解いている人もいるので「お金がかかる割には」という今回の話は側面的な部分ともいえそうです。

ああ、ごちゃごちゃになりましたね、多面的に見てもらいたくて話がそれました。後の判断はお任せします。

ああ、それで言いたかったのはですね、何で私立の子供がついていけなくなったかということです。

テストを実施した人の見解では「私立の授業が基礎をおろそかにしてスピ―ドばかり早いから、おいていかれる人はもうどうしようもなくて悲惨なことになっているのではないか。もっと基礎をじっくりと取り組んだほうが先へどんどん行くよりも却って学力が付くのではないか」ということです。

僕はこの見解の感覚がなんとなくわかる気がするのです。なぜなら進学塾で起きている事態とほとんど変わらないからです。前回の話との関連はこの部分です。

本来学校というのはわからない子供を優先に進める、それが公立の原則なのかなという印象を受けますが私立では違うのですね。ついてこられない方に非がありどうしても無理なら退学して公立へ行きなさいということです。

そういえば僕は入学したことに学校の先生にそんなことを言われた気がします。
小学生の時の塾の先生にもはっきり言われましたね。


私立のスタンスというのは今も昔もそういうスタンスなのでしょう。というか「うちの方針に賛同したから来たんでしょう?」というのが前提としてあるので人気のない学校ならともかく、ついていけない生徒は置いていってしまうというのは致し方のないことなのかもしれません。

しかしながら問題はその方法ですね。結局早いだけでほとんどの子供がついていけないのであればそれはそれでそのクラスの授業の仕方に問題があるといえますね。(大手の進学塾の場合では大手であり社の方針というのがあるのでその理屈はなかなか通用しない気がします。)
私立ではついていけない子があまりにも増えてきたら今度は学校経営にも響いてきますし校長や理事長にも直接しっぺ返しを食らうことになりますから、もしほとんどの子供たちがついていけないで何のフォローもないのだとしたらその学校の「質が低い」と捉えれても仕方がないのかもしれません。

ぼくも中学生を数人指導していますが、「丁寧だな」と感じる学校もありますし「丁寧だけど大変だし、もうこれはぎりぎりのラインだな」と感じる学校もあります。また付属であれば最低限のことは学習するけどそれ以上は授業で追及しない、というところもあります。
ぎりぎりのラインだなというのはですね、いくらなんでも早すぎるのではないか?と感じるからです。基礎部分の復習の期間というのがなかなか作れないようなカリキュラムなわけです。だから優秀な子供にはいいのかもしれませんが僕が指導するような数学が苦手なタイプにはいささかしんどいだけでなくその授業の効果がなかなか出にくいように感じるのです。

先ほど書いたこの文章。

「私立の授業が基礎をおろそかにしてスピ―ドばかり早いから、おいて行かれる人はもうどうしようもなくて悲惨なことになっているのではないか。もっと基礎をじっくりと取り組んで挙げたほうが先へどんどん行くよりも却って学力が付くのではないか」

しかしながらこうせざるを得ない状況を作り上げているのも世間の流れ、つまりそういうニーズがあるからなんじゃないかなとも思います。進学率をよくしなければ生き残れない学校が増えてきているから→勉強に力を入れ、深度も進度も上げていく学校が増えざるを得ないわけですね。

結局根底にあるのはななんなのかなと想像してみますと・・・。
ほとんどの子供が自ら進んでどんどん勉強をしたいと考えているとは考えにくいので、この流れは、つまり深度がやたら早い授業というのは巡り巡って大人の要求が作り上げていることになるんでしょうか。そんな気がしないでもないですが、これはまたこれで難しいので結論付けるのはやめたほうがいいですね。

それに、そうは言ってもその流れは早々変えられるものじゃないでしょう。
多くの人は子供に頭良くなっていい大学いっていいとこ就職してほしいから頑張ってもらうわけですからね。どれくらいのさじ加減が一番バランスがいいかなんてなかなかな判断がつかないです。明確にわかれば誰も苦労しないですし。

私立の中ではそういういきすぎた状況を危惧して、質を下げない、且つ子供に自立心を養わせる、そういうことを重視している学校もあります。学校のパンフレットからでも感じる学校はありますね。

やはり入学させるなら、ダブルスクールを前提とした学校よりもそういうところがいいかなと個人の感想です。

質のいい塾の授業や学校というのはそこに入る前にどれだけそこのカリキュラムが理解することができるのかなのでしょうが、正直なところその点に関しては受験生の保護者ではないのでわかりません。意外に判別する作業は難しいのかもしれませんし。

ですがとりあえずは、いつものことながら保護者がどれだけそれを重視する視点に立てるか、それが予防策にもなる気がするのです。そしてそういう道を保護者が選択していくうちに子供自身も目が肥えてきて本質をつかむことが上手になるかもしれません。

いや、わかりませんけどね・・・。

そうだといいなとか、そんなことを考える今日この頃です。

受験生は残り数日ですね・・・皆さん頑張ってください。


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No title

こんばんは。

公立中学生の方が私立中学生よりも勉強がよくできるというパラドックスは大いに起こり得ると思います。

私が住んでいる地域の公立中学校の生徒さん達の中には、高校受験のために必死に勉強している方もいらっしゃいます。
塾通いは早い場合小学校卒業直後の春季講習から(つまり中学校に入学する前から)始まります。
学業と部活を両立させていらっしゃらる姿には本当に頭が下がります。

一方私立中堅校の場合、辛かった受験勉強もやっと終わったことだし、しばらくは部活や趣味に打ち込みたいと考える生徒や、そうさせたいと考える親も少なくありません。
大学受験はまだ遠い先のことに思われ、今から準備する(させる)気にならないからです。

もっと上位の学校ともなると(これは息子がかつての塾友から聞いた話だそうですが)、授業の難しさや進み方の速さからとてものんびりとしてはいられないようです。

No title

そういえばぼくも入学する前に春期講習に行った記憶がありますがあれは学力を伸ばすというより、勉強に慣れさせるという感じだった気がします。

公立生でも高校受験を目指す場合はやはり大変なんでしょうね。ぼく自身は内部からだったのではじめのうちは高校受験生との差は歴然としていました。

中には中学高校大学すべての受験を経験している人もいますし、それを聞くだけでも圧倒されます。

難関進学校は・・・やはり目的が目的なだけに・・・あまり想像はしたくないです(笑)
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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