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失敗学・・・。

AERAでの記事のタイトルが「桜蔭の『大学受験失敗学』」とありタイトルからネガティブオーラ満載で読む前から若干気が重たかったです、はい。

読まずともタイトルだけで大体想像がつくかと思います。名門最難関中学に入学しても大学受験でうまくいかないこともあるよ、ということですね。

ただ具体的な内容までは知らない人というのは少なくないと思うので、それがいかなるものなのかいろいろ感じてもらえたらと思います。
実際に読んだ方は虚無感と言えばいいのか徒労感と言えばいいのか、はたまた単純に「大変だなあ」とか、「想像できない世界だなあ」とか、いろいろな感想を持たれた方は多いと思います。いずれにせよ人をいい気分にさせる内容ではないことは確かだと思います。
保護者であれば気が重くなるような話でしょう。

しかし桜蔭の話といえども「それは上位の話」と人ごとではありません。中学受験に臨む、臨もうと考えている人間は一度目を通しておいて損はないかなと思います。

さて簡単に学校紹介。
桜蔭という学校は中学受験をする人間であればたぶん聞いたことがない人はいないと思います。
女子の最難関中です。御三家として女子学院、ふた葉と並んでいますが男子の開成同様、実質女子御三家のトップです。
2010年は東大入試で卒業生235人中54人が現役合格したというとんでもない実績を誇る学校でして、うち最難関の理Ⅲ医学部に8人合格。今年度は定員100人中20人が女子だったようで実にその4割を桜蔭生が占めます。(以前東大と医学部の話をしたことがありますが、知り合いいわく東大に合格することと、理Ⅲに合格するということは全くの別次元だそうです。)
中学受験時の偏差値以上に、東大合格実績という点のみに焦点を当てたら女子学院、ふた葉とは頭二つ以上飛び抜けているといっても言い過ぎではないでしょう。ダントツです。

最近は慶応中等部が三日に受験日を移してから、いよいよこの学校が偏差値においても中学受験トップとなりつつあります。

さてそんな桜蔭ですが、では235人-54人=181名のその後の進路はどうなったのか?こちらん部分に焦点を当てたのが今回の記事です。

記事の冒頭、とある母親が中3になってすぐの春に自宅に送られてきた成績表を見てびっくり。
ただびっくりしたのが成績ではなく出席日数、しかもそれは学校ではなく塾の欠席美を発見してとのこと。いやあ、驚きです。

どういうことか?
桜蔭といえども学校の授業だけでなく塾にも通うのが常識というような風潮はあるようです。その塾というのが有名中高一貫校の生徒ばかりを集め東大、医学部受験を専門としたところで、たとえば数学は中学1年間で通常の中学3年までを終えるそうです。

娘はそこの塾での欠席が親にばれて怒られたということです。そしてその原因が塾の宿題がこなしきれず、サボったとのこと。
宿題はこなしきれない→塾には行きづらい、かといってサボる勇気もなく仕方なくマックで時間をつぶしていたという何ともかわいそうな話です。

塾の宿題ができず家にも帰れずマックで時間をつぶす・・・いずれ欠席はばれるのにそれを親に話せないどうしようもない孤独感は僕にはちょっと重すぎです(汗)
せめて化粧でもして渋谷の街へ繰り出すなんていう方法でも知っていればこんな風に追い詰められることもなかったんじゃないかと思うのですよ。

いやいや、冗談じゃなくてですよ。

桜蔭に入学できるというのはどれくらいの学力か、なかなか想像できないとは思いますが、まあとんでもないレベルなわけです。AERAにも書いてあるように小6から受験塾に通い合格できる人もいますが
(知り合いでもいました・・・・)、しかし多くの子供が小学生時代にとんでもない時間数を勉強にかけてなおかつタイミングや運や相性も重なって合格するわけです。

しかしそれはあくまで始まりなんですね。

「当然東大志望で桜蔭に入学したのだろうけど、東大に入りたいのであれば塾に通うのが当たり前」そんな雰囲気がぷんぷんしている中、「うちの子は塾に通わせない」というのはなかなか難しいんでしょう。また親としてもここまで頑張れた娘なんだから今後も塾と学校を併用しても大丈夫であろうという考えで通塾させる人が多いのでしょうか。というか知りませんが大半の親は東大に入ってほしいと願っているんじゃないでしょうか。

記事に紹介されている母娘は見事に打ちのめされたわけです。現実問題その塾のめちゃくちゃなペースについていけるのはさらに一部の上位生だけで、なかには専門の家庭教師をつけるケースも多いようです。
しかし塾も学校もどちらも成績が振るわない子どもは少なくないようです。

この母親は中2の学校での保護者面談で「塾はやめさせてください」とはっきり言われたそうで。しかし

~娘もやめたいと言っていたし、負担が大きいのは分かっていた。でも、簡単にやめさせていいのか、躊躇した。迷った末、英語だけ続けることにしたが、学校の成績はさらに低迷した。~  

AERA2010 4.26 32頁から

そして成績を持ち直したのが冒頭に出てきた欠席事件を契機に中3の1学期途中で塾をやめてからだったそうです。 その後は家庭教師をつけたり、高校からは別の予備校にも通ったそうですが最終的には通信教材などで「自習」する方法に切り替えたそうです。

現役突破はかなわなかったそうです。

さてここの母娘の中高6年間の総支出がざっと載っていました。

学校538万円、塾、予備校など326万円 家庭教師178万円

本来、難関大学に入りやすくするために最難関校に通わせたにもかかわらず学校以外での費用が500万円近くと約半分を占めていた現実に何とも言えない気分になるのは僕だけでしょうか。

この母親はもっと学校の授業を大切にすれば良かったと後悔しているそうです。

これは本当に難しい問題ですね、桜蔭でなくとも多くの難関進学校が抱える問題でしょう。学校はこれらにどう対処すべきか明確な方針を立てることが必要なんだなと感じました。
「塾はやめさせろ」と言われても、安心してやめることができなかった親がいたという事実は何とか改善、修正していかなくてはいけない問題ですね。
結局子供はダブルスクールに振り回されてボロボロになってしまった、そういう印象を持ちました。

そしてほかケースも紹介されています。
次に紹介する体験談や考えは難関校に通う人間にとって一つの答えや、うまく過ごすためのヒントとなるようなことが隠されているように思います。

次回、続けて取り上げてみます。


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なにかしら参考になると思います。


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プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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