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習ったかどうかではなく その2

家庭教師は塾のフォローに回ることが多いですが個別指導との併用というケースも少なくないです。
個別で算数を一対一でやり、また家庭で一対一で算数をやるというのは冷静に考えると何だかおかしな状況ですが、まあそういうこともあるわけです。

どういう風にすすめていくのか、それも状況によりけりですが、こちらの立場としてはできる限り細かく塾で何をやっているのか把握しようと努めます。
個別指導に通う子供の指導のときでも塾のフォローに回ることが多いです。
フォローに回ればとにかく塾でやっている事を効率よく定着させたいので何を学び何がどこまで理解しているのか当然気になるわけです。
家庭教師でもそういうことはあるのですが、個別指導塾ではその子に合わせてカリキュラムを作成し、それに基づいて進めていくのが通常かと思います。

しかし、そのカリキュラムにおいて気になることというのは少なくありません。


長期の休みの時を例に挙げてみます。
夏休みや春休みになると学校がないので、個別指導塾を中心としている家庭に対しては塾側も勝負どころなのだろうと思います。
何が勝負かというのは学力のことではなく通塾時間、つまり授業の駒数であったりするわけです、明らかにそうとしか映らない場合もあります。それが大事ではないとは言いませんがそれに固執すると本末転倒になるし、繰り返しですが、長い目で見た場合様々な損失もあるのではないかなと思うのです。

また、集団塾に通いながらピンポイントで個別に通う場合であれば物理的に駒数を増やすことは難しいので個別指導塾の営業もそれほど強く勧めてくることはないかと思うのですが、それでもびっくりするような計画表を作ってくる場合もあります。

たとえば夏休みであれば大体40日間のうち20~30日程度集団塾に通うとして1日の拘束時間は昼過ぎから夜まで、もしくは朝から夕方までの7~8時間くらいでしょうか。
そんな子供に対して午前中、目一杯に2コマ(1コマ70~90分程度)ほぼ毎日入れたり
週に一回程度のペースで集団塾のほうが休みかと思えばその休みの日の朝から晩まで個別の駒が入っていたりと・・・・。

個別指導側が平気でこういうカリキュラムを作成して家庭に勧めてくる場合もあります。

「まあ、一体いつどこで学習したことを定着させるのか」まったくもって理解できない場合もあるわけです。
大抵は受験に対して、言い方がよくないですが素人な(本来教育関連の仕事でもしていない限りそれが普通なのですが)素直な、もしくは信頼しきった保護者からぎりぎりのラインまで金を引き出そう、そんな風にしか映らないわけですね。熱血さゆえに、授業時間を増やそう、という風にはどうひいき目に見ても映らないのです。その理由は後で書きます。

「定着させることよりもいかに多くの時間、個別指導塾に通わせるのか」を重視するようないささか悪質なケースですがこのほかにも憤りを感じるようなケースはあります。

ここまでの話ともつながるのですが悪質に映る理由は、そのカリキュラムの稚拙さ、多くの矛盾を抱えながらも平気でめちゃくちゃな計画表をゴリ通そうとする点です。

個別指導塾が作成したカリキュラム表に目を通し、毎回ごとの単元などを読んでみるとやろうとしている事、目標に向かってどのように進もうとしているのかよく見えてこないだけでなく、そのうちの何コマかは帳尻を合わせるためにどうでもいい単元にやたら時間をかけているように映る場合もあります。

つまり
「この子には、現状こういうことが必要だからそれに基づいて計画を立て、結果としてこういう駒数になった」のではなく

「この家は何も言ってこないだろうから、これくらいの駒数の契約を目標として、それに基づいてカリキュラムをつくっておこう」

という風にしか映らない、カリキュラム表があるのです。

そのいい加減さの表れのひとつが「もうここの単元は既習済みなので」という言い回しです。その言葉が妙に腹だたしく聞こえてくる場合があるわけです。

たとえば「つるかめ算を既習済みだから次はこれへ進みます。」と書いてあっても、どう見てもこの子はつるかめ算の「つ」の字もわかっていない場合、集団塾ならまだしも個別であれば先へ進むか否か、答えは明白です。

にも関わらず「00君は00算は学習したので夏休みは次へ行きましょう、そのためこれだけ時間を確保してやりましょう。」といい膨大な過密スケジュールの計画表を平気で立てる。社会理科の知識関連においてのみであれば、定着していない状態で次の単元へ進むことはありかもしれないけれども算数では絶対にそういうわけにはいきません。

約数倍数が扱えない子に分数の話をしてもなかなか理解できないし、分数ができない子に割合の話をしてもチンプンカンプンだし、比の話が分からない子に相似の話をしても解けるわけがないのです。

そういう段階を無視して、もしもです。
「よーしこの親子はカモだから夏はコンくらい駒数入れるぞ!」とカリキュラム表を作り
「00君は最近とても熱心でとてもやる気が出ました!!この意欲は素晴らしい!!この調子でもっともっと頑張りましょう!!!!」とよくよくみたら中身のないコメントを並びたてて、わけのわからない量の授業時間の計画表を立てて、子供の本来の学力向上を無視した、計画表を立てている場合もあります。立てているようにみえる計画表といったほうが正確ですかね。


それが営業の仕事だから仕方がないという言い方もあるかもしれない。
だけれども世の中には純粋にその言葉を信じそれに乗っかって、あげく悲惨な結果に終わる受験生もいないわけではない。そういう家庭側に問題がある場合も少なくないですが、家庭側に非があるからといって確信犯的なことを臆面もなくするのもどうかと思うわけです。何も分からない相手を導くのは営業のチャンスではなく、ただしい知識を伝えるのも仕事なんじゃないですかね。

営業の仕事とはいえ、騙すほうが悪いのかだまされるほうが悪いのか・・・・。
でも、営業というのは「その商品を自分が心の底から誇れるようなものだからこそ自信を持って強く勧めることができる」そうあるべきなんじゃないかと思うわけです。奇麗事や理想を掲げて現実とすりよせるというか、最初からだまし取ろうとするような姿勢はね・・・。

まあ、その結論は置いといてですね、とりあえず僕が関わる家庭ではそういうわけのわからない(ように感じる)計画表をみたらイチャモン付けます。

別に個別指導塾の営業を邪魔するのが目的じゃありませんよ。あしからず。塾の協力は僕にとって大きな支えなのです。
ただ僕はその家庭の指導に携わり、合格させることを目標にしているわけですから学力を伸ばすことにおいて非合理的であったり、私情をはさんだり、どう見てもただの遠回りとしか思えない時間をわざわざ過ごさせたり、そういった諸々のことをしている余裕はないのです。

「習ったかどうか」なんてのは極端な話どうでもいいわけです。
その単元が定着したかどうか、得点をとれるだけ理解しているのか否か、教えたことに満足せず定着させることができたかどうかに、もっと責任を持つべきなんじゃないかなと。

聞いた話じゃ、個別指導塾では「指名料」なんてのもあるそうですね・・・・・。

「おいおいどこぞのホストクラブだよ」とつっ込みたくなりますが苦笑いが精一杯です。

まあ、しかし世の中には「うちは00先生の指導につきウン十万もかけてますのよ」なんてことを自慢したくてしょうがない痛々しい母親がいるのも否定できません。嘘みたいなホントの話でして・・・。

そうなってくるとどっちもどっちですね。

湯水のごとくお金を使うことが快感な人にはニーズを満たしているのでたいして中身のない授業でもいいかもしれません。そんなくだらない見栄につきあわされる環境の子供は不幸以外の何ものでもないですが・・・。


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shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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