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最善の選択と結果  その2

前回の続きです。


中学受験において親はサポートすべきか、本人の自主性を重視すべきなのか(はたまた感情的になるくらいなら放任したほうがいいのか)

個人的な考えとして、結論からいえば何かしらのサポートは必要だと思います。

そもそも塾にいかせたりする行為そのものがサポートといえなくもないですがそれは経済的な援助という点においてのみで本来昨今の首都圏の「小学生の受験勉強のサポート」とは呼べないように思います。なのでもし、それ以上のことはできないというのであれば成績までは口出しする権利はないと思ったほうがいいと個人的には思います。それほど過酷なものであり子供だけでは対処しきれない勉強量だったり内容だったり手間だったりするわけです。

じゃあ、サポートする必要があるのならば如何にしていくべきなのか。
その方法が間違っている場合というのもあれば、そういうわけではないけれどもうまくいかない場合というのもあります。
後者が問題ですね。
本来正しいのに、なぜうまくいかないのか。

相談を持ちかけてくるとき、「うまくいっていないから、もしくはうまくいっていないと感じる」という言い方をしましたが「うまくいっていないと感じる」場合が問題になっているようにおもいます。

つまり本来は前進しているのに、前進していないと感じているということです。
この状態がもう少し進行してしまうと、いよいよ本当に前進していない、本当にうまくいってない状態になります。

話を聞いていると、問題ではない部分に過度に反応してしまい「うまくいっていない」と思ったり、もしくは「うまくいかない、うまくいかない」と思いこんでいるうちにやがて感情的になり喧嘩ばかりするようになりまだ問題ではなかったことが問題となり深刻な状態に陥っている場合があるということです。


要はですね、「もう少しゆるくいこう」ということです。

子供の取り組みに対して他者のサポートの最善の行動や、理想の選択が必ずしも最高の結果を生むわけではないということです。

相談をしてくる内容中にはかなり極端な印象を受けるものがあります。

つまりサポートするならば徹底的にサポートしようと緻密で無駄のない計画を立ててそれをなにがなんでも敢行しようと考えるわけです。絶対にそうしなくてはいけないという固い意志を持っているわけです。

だがそれが叶わないならば、いっそのこと放任しようとか、自主性に任せようと思ったり、もしくは心身疲れて面倒見る気力を無くしてしまう、このように考えてしまう場合があります。
ほかにも様々な動機や理由があるかもしれませんがどれも「子供の勉強を投げ出してしまう」という点において同様です。

これは、一歩間違えるととんでもない方向にいってしまう、危険な思考回路、選択だなと思います。

結果として何のサポートにもならないばかりが親子共々非常に精神衛生の良くない状況に陥ってしまい、なにも計画を立てないのとほとんどかわらない状態になることがあるのです。

そもそも大人のほうが子供より効率のよい計画を立てたり、合理的に物事を考えたり、無駄なくできるのは当たり前です。子供の質が大人の想像を超えることはまれであり瞬間的にこそあれど続くことは多くの子供においてほぼ全くないと思います。

大人の考えと子供の現状のできるレベルはどれくらいなのか摺り寄せていくことが重要なんじゃないかと思います。

子供の状況に応じてどれくらいの計画を立てるべきか、出来る限り客観的に判断しなくてはいけないですね。
これは他人よりも子供を育ててきた親のほうが接している時間が圧倒的に長いので客観的な判断材料が乏しくとも出来ないことではないと思います。焦りや不安は他者と比較するから出てくるのかもしれません。あとは最近も書いたように塾からの過度な宿題や課題などですね、こういうのが本来の正しい判断力を狂わせることもあると思います。

最終的には比較する必要はありますが、なにより肝心なことは確実に成長前進することだと思います。それがなくては比較もへったくれもありません。

子供が「以前できなかったことができるようになる」それが誰よりもわかるのは身近に一緒に生活してきた人間が一番分かっていることだと思います。

そのスピードは当たり前すぎるくらい当たり前ですが千差万別だし同じ科目でも単元によってもずいぶん違うこともあるわけです。


また今までの遅れを取り戻そうと、それまで以上の勉強量を課して何とか挽回しようと考える場合もあります。
ここまで来るとその計画がもはや最善も合理的でもないということは明白です。
もう現実的ではないんですね。その計画が三日も続くと思えないし、早々に親子関係が悪化してすぐさま崩壊することが容易に想像できます。

たとえば僕が考えていた宿題の量と、親が計画した課題の量に物理的に倍以上の隔たりがあることもあります。もちろん親の計画通りにいけば理想的なのです。だがそれができなかったから今のその子がいるわけです。今までの分を挽回しようと考えるのはいいことですが、ひとっ飛びはできません。通るべき段階を経なくては次のステップにはいけないのです。それは勉強の内容だけでなく、計画性や取り組む姿勢、クオリティにおいても同様のことがいえると思います。

「ゆるくいこう」などというと不謹慎のようですが、結果としてその子の現状において最善の結果を生むこともあるということです。その過程においても全てがすべて計画通りに進むなどということもまれなので、わずかでも前進や成長が見られれば口出ししないことが「最善」のように思います。(そもそもその判断のハードルが高くて「うちの子は何もできていない、成長していない前進していない」と考えてしまう人もいないわけではありませんが・・・。)

6年生のこの時期になれば「ほどほどに」なんていうと「そんな悠長なこと言っていられるか」なんて思うことが多くなるでしょう。

しかし子供からすればできないことはできないです。不可能なことをやれというのは無茶苦茶なわけです。時間がなくて最終的に他者と比較せざるを得ない、合否があっても無茶は危険です。

中には「何が何でも00校だけは受かりたい」と転塾や家庭教師の変更を延々と繰り返す人もいます。残り2,3カ月の期間で現状の偏差値の倍以上の学校を合格させたい、正気の沙汰とは思えないようなことを本気で考えている人は毎年います。

だこれから子供の人生が続くことを考えれば悠長に考えて確実に成長させなくてはいけないのに、そういうことを考える隙間が全くなくなってしまっているわけです。恐ろしいことだと思いますよ、いやもうほんとに。

無理に最善の計画を押し通そうとするならば、その後の子供のいかなる変化にも懺悔はしても文句は言ってはいけない、根負けして見捨てるのであればどのような成績の結果にも文句は言わない、それが大人の通すべき筋だと思います。


筋が通せないのは子供と同レベルですね。


計画を立てる際は常に余裕を作る、「これじゃ、いかにもぬるいなあ」それくらいのほうがうまくいく場合もあります。

子供の勉強を見ていて思うようにいかないと感じた時に、もっとゆるくすすんだらどうだろうと、立ち止まるのも一つの手段だと思います。

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夏期講習の是非について

初めてメールをさせて頂きます。いつも先生のブログは先生のお人柄を感じるようで拝読させて頂いています。さて一度どなたかに聞きたかったのですが夏期講習って本当にためになるのでしょうか?皆さん出ておられますがとても多くの人には効果があるとは思えません。私自身受験の経験(かなり古いです大学受験ですが)ではまったく時間の無駄でした。無駄である理由は単純で一回だけやってその後反復しないからです。通塾の時間やその肉体的な負担を考えたら家で寝ていた方がましとさへ思っていました。従って大学受験の浪人時代は全く休み中の講習をとらずに図書館で勉強していました。もちろん小学生に自分でやるのは無理とは思いますが塾の無駄な宿題等に追われていて結果今年初めて(4年生)の夏期講習は娘のお楽しみ会程度にと思っています。娘は首都圏以外の中都市の最大手塾に入っています。成績はまずまずで塾内テストでは1~30位以内/約1000人弱です。ただしそれは直前に私がこれまでの自分の勉強経験を生かして非常に短時間での能率のいい勉強をさせるからにすぎません。(もちろん範囲もありますし)やはり能率のいい勉強から考えるとあの夏期講習はまさに能率の悪い勉強のさせ方に思えてならないのですが。先生はいかがお考えですか?私自身はフルで仕事をしており帰宅も遅いため娘の勉強につき合うとしてもせいぜい日に1時間がやっとです。もっとも理想は娘の要領を理解している母である自分が教えることだと思いますがそれは出来ず家庭教師といってもこちらの希望となかなか合致するのは難しいと思います。来年の夏休みどうするか検討しなくてはいけません。先生の中学受験塾の夏期講習に関してのご意見をお聞かせください。どうして誰もそう思わないのか不思議でたまりません。
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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