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もしも子供が



不安ということを話題にした後になんですが、以前あった出来事を書こうかなと思います。


指導中のことだったのですが子供がトイレに行くと立ちあがった後に母親があわてて部屋に入ってきたんです。
そして慌てふためきながら
「子供が急に『もう勉強は嫌だ』といって部屋に閉じこもってしまったのですが(汗)。」

簡単にいえば子供が授業をボイコットしたわけです。


その日だけでなく以前から指導中にたびたび寝むそうにしていて、集中力は散漫でした。

しかし性格的には「真面目な子だな」という印象をもっていました。

四科目では上位に位置する成績ですが算数が大きく足を引っ張っているという子で、とにかく「算数は苦手で嫌い」という典型的なタイプです。

しかし総合の成績が良いため算数は塾で上位のクラスです。
過去に何度か話しましたが、こういうケースは本人が算数を学習するのに塾において効率の悪い授業が行われている状態です。負担が大きすぎて本人の許容量をはるかに超えているわけなんですね。なので宿題などはその大半がわからない問題ばかりで、宿題をやるのがただ単にめんどくさいというだけでなくかなり苦痛な精神状態に陥っており表面上こなすだけになることがしばしばありました。

前進していない、学力が身についていない、時間と労力をかけているのにほとんど効果がないことがあるわけです。

これが分かっていながら改善できない状態というのは実にいやな気分になります。

ここの家庭ではお母さんにわく、お父さんが子供の勉強をすべて見ており生真面目な性分で「片づけないと気が済まない」性質なようです。

言い方を変えると塾から出された宿題はどんな形であれ「終わらせておかないといけない」と思っている、そうとも取れます。
元来真面目な性格はいいことですがこういうケースでは非常にまずいです。

宿題は父親と一緒にやるのが常なのだそうです。
最近は父親が勉強を見ている時に感情的になることが多く、さらにひどくなれば声を荒げてお互い罵詈雑言で大喧嘩になることもあるわけです。

父親ができるわけのない問題を意地でも解かせようと躍起になっている姿が本人の現状を考えれば想像できます。
もちろんそれが「できるわけのない」問題だと親が自覚していればそういうことは起きないと思うのですが。おそらくお父さんはよもや塾からの宿題が本人が解けないくらい難しいとは考えないのだと思います。



「まさか塾からそんな無茶な宿題が出てくるわけがない」常識的に考えればそれは自然かもしれません。しかし以前も話したように子供にかかる負担は個々に差はあれ場合によっては想像以上に大きなものです。

ましてや上位のクラスであればなおのことです。
と、いうより本人が大きな違和感を感じている事に問題あがあるわけなんですね。

この子はその日に「勉強が嫌だ」と口にしてから自分の気持ちを吐き出すことが多くなりました。


~~塾は通っていて楽しかったのに、段々負担が増えてしまい自分が想像してないほど大変になった。またいくら勉強しても親に怒られたり母親には「あれができなきゃ駄目」と脅されてばかり、算数なんか見るのも嫌なのに父親と大喧嘩をしながら宿題を解かなくてはいけない。~~

こういう本人の言葉を聞けばうなずきますが、お母さんが言うには家では本当に勉強をしないとか・・・。極力勉強に関わろうとするのを避けているわけなんです。そしてその反発が以前にも増して強くなったというわけです。


しかしそれでもお父さんは宿題は「何としても終わらせなくてはいけない」と考えているそうです。

「勉強が嫌だ」といったその日、僕は「もう今日は帰りましょうか」と提案したら、お母さんはそれは勘弁してほしいといいました。


家庭教師の仕事として親が求めるのは「宿題の消化」これが第一優先なのです。
お母さんは宿題が残ってしまうと週末お父さんと算数を宿題を一緒にやり大喧嘩になるので何としても宿題を進めてほしい、そういいました。


本末転倒ですが、宿題を意地でもやらせようとする父親の意向を止められず、かといって子供は言うことは聞いてくれない。まるで中間管理職のような板挟み状態ですね。

多少母親の主観があるにせよ、その状態を素直に分析したら解決方法はまずはお父さんが変わるしかない、そう思います。

こちらから働きかけはしますが、やはりなかなか難しいわけです。

お父さん自身、なぜそれだけ勉強に過敏になるのも理由があることが分かりましたが、とはいえもはや子供本人にしかどうすることもできないような、そういう領域にまで踏み入れようとしているのも事実です。

ちなみに当日は2,30分自由時間を作って、少し話をした後に残り1時間くらい勉強をしたという状態です。

大した事件にもならずその日は終えました。

無口で生真面目な分、自分のなかなか思いを吐き出すことができなかったようです。

先ほども書いたようにそれ以降はずいぶん自分の心情や塾の様子、両親の様子などを話すようになりました。

果たしてお父さんは子供の変化や本音に気づくことができるのか、それとも改善されず今度はもっとまずいことが起きるのか、今はまだちょっと分からないです。

まだまだ予断を許さない状況です。

もしも「子供がもう勉強は嫌だ」と塾に行かなくなったりしたら、家庭教師の指導中に逃げ出したら・・・。


皆さんはどうしますかね?



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なにかしら参考になると思います。




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Re: No title

今後もそういう家庭は増えて行くと思います。
その影響で塾の経営方針など中学受験の在り方も変わっていくと思います。

歌聞きました♪
普段聞かないジャンル(世代が違うかもしれませんが)新鮮でした。
ほかにもあればこれからもぜひ紹介してい下さい☆
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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