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ベストな計算方法



ひさしぶりに計算について話をしてみようかと思います。
今取り上げることに特別な理由もなく、たまたま最近興味深い計算問題を見かけたからです。
どんな問題かはさておいてですね、ちょっと計算について話をしてみようかと。


ベストな計算方法とは何か?というのは算数において長年のテーマかもしれません。

それだけに結論はなかなか出ないですね。長年なんて言うと大げさですが要は普遍的な結論がないのではないかと思うのです。
局面局面において十中八九この方法がいいというのがあるにせよ、それもやはり絶対ではないですし、段階においてのベストな計算というのもあると考えています。

これはどういうことかというと、Aの方法、Bの方法がある時、明らかにAの方が良いにもかかわらず子供にそれを指摘しても全然直らない、という時に注意しなければいけないと思います。

「どう考えてもこちらの方がいいと思うんですけど、この子はいくら指摘しても直そうとしないのです、先生どうすればいいですか?」

このような質問は良く受けます。

僕の場合、結論から言うと「子供が心の底から納得しない限りは強制する必要がないので答えさえあっていればとりあえず良いです。」というようにします。

計算というのは反復の典型でして、言われたからそれがそのまますぐに実践できるというものではありません。理屈は分かっていても本人が「ああ、なるほど」と思えなくてはすぐさま使えるようになりません。

まだ計算を習い始めた小学生低学年であれば「こういう方法で計算しましょう」と言えば素直にそれを吸収してどんどん覚えていくかもしれません。公文式みたいなのも同じような原理でできるんじゃないかと思います。


受験算数においては、計算方法のやり方は分かっていたり塾に通っているという自分自身にそれなりのプライドというか自身があったりすると「計算の工夫」に対して他者から強制されることに強い抵抗を覚えることはよくあります。塾の先生から指摘されるならともかく親に「あんたその計算じゃ、ミスも多いし、時間もかかるから、こういう風にしなさい」と言われてもなかなか改善されません。そして「あんたは本当に頑固ねえ、どうしてそんなこと(その方法が良いという事)がわかんないわけ?」なんてなるともうなかなかその溝を埋めるのは大変になってきますね。

また、抵抗感はなくともその工夫の仕方に自信がない、ピンとこない、という事もあります。

たとえば0.125が8分の1だといわれてもそれに対していまいち自信が持てないのならば「それは自明の理である」と心から体感するまで何百何千と解くしかないです。まあ、そんなこといちいち考えないレベルという事でしょうか。

ある計算において暗算が自信がない場合も同じです。
1+1=2である、という事を筆算しなくてもいいようにあるレベルの計算においては筆算と暗算の制度が同じくらいにならなくては困るのです。(そのレベルは志望校によって求められる資質や段階がずいぶん違うので万人に対してここまで、というのはありません。)

つまりベストな計算方法は個々人が自分が反復することで見つけていくしかないと思うのです。

人に教わって素直に受け入れた場合でも思考の過程としては「言われた方法を実践する→反復する→スピードが上がる→瞬時に分かる」というようにして体の中から納得するしかないのです。


以前計算の話を取り上げた時も書きましたが計算は算数の筋トレです、地味ですがとても重要です。昨今の政府がうちだした画期的な「ゆとりなんちゃら」とやらで子供たちの基礎体力はすっかり落ちました。ええ、まったくもっておかげさまです。

受験算数の様々な解法を理解しても計算力がともなわないために応用題がいまいち理解できない、というつまらない事態に陥ってしまう子供が多いです。じつにもったいないわけです。

「計算なんて地味でつまらない」なんてのは逆だと思うのです。
算数なんだから計算力ないと面白いものも面白くなくなっちゃたりするわけなんです。



なので本人が聞いてでも来ない限りは原則計算演習をやらせるしかないです。
当然、僕は立場上計算方法を教えることはしますが、いくつかのパターンがあっておかしくないと考えていますし、6年生くらいであればよほどの事態でない限り「こういう方法がある」という以上は踏み込みません。
その先の段階にいくためにはまずは手を動かして納得行くまで演習しなさい、ということです。
計算演習にかける時間は別としてベストな計算に近づくためにはかなり限られた場合ではない限り、近道はそうそうないと思います。


ええ、で、今回取り上げようと思った計算問題を次回取り上げてみます。



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なにかしら参考になると思います。


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計算と漢字

愚息もこれにチャレンジしてます
塾の先生にもチェックを入れていただきながら・
まずは簡単な分数の計算を計算視力で・・・
マァ 学校教育の計算仕立ては受験にはマズいですよね

Re: 計算と漢字

>6年生の母さま

そうですか、これは日能研のマスター1095のように定番ですから
是非とも一冊やり終えられたらいいかと思います。

今から思えばゆとりの前の学校の計算演習も今よりかなりましだったと思います。

それだけに今の計算力の低下は私立も危惧しているように深刻ですからね。
数年後には以前のレベル程には戻っていくといいのですが。
プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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