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中学受験と大学受験、について

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さて最近の傾向について先生に質問があるのですが。先日自分の母校である中学高校の
学校祭に子供と行ってきました。
そこでたまたま現在子供を通わせている学生時代の友人に再会したのですが、彼女曰く『私たちが通っていた頃の学校とは全然違う。すごく優秀でみんな中学に合格するとまず>塾探しからはじまる!!んだよ。』と。
確かに私が通っていた頃は私学はあまり評価されずむしろ公立がもてはやされていましたので中学受験は簡単でした。
ただその後私自身は公立大学の医学部に進んでおり現在に至っています。
私の頃も現在も医学部は難しいと言われていますが現在は子供の数自体が半分~2/3程度。
確かに大学進学者は以前より増えてはいますが優秀な子の比率が増えない限り絶対値の子供の数が少なければ大学受験の難しさは今の方が楽に違いないと思ってしまうのですがいかがでしょうか?もちろん東大、京大レベルとかはわかりませんが。そこそこの旧帝大と言われている大学の医学部卒の夫をみてても高校時代塾もいったことはなかったようです。
中学受験生の数は膨大に増えたので難しくなったのはわかりますがなぜ大学受験までが>そのように言われてしまうのか理解できません。先生はどのようにお考えですか?

ちなみに私は現在勤務医をしていますが私立の医学部卒の研修医は時に教育不能と思ってしまいます。
もしあれが偏差値60以上の大学というならば偏差値70くらいが世の中の平均値と思ってしまいます。
私のいる職場はほとんどが申し訳ありませんが国公立出身者になっています。あの大学偏差値ってなんでしようか??そしてなぜ中学入ってからもそんなに塾に行かなくてはいけないのでしょうか?

〰〰



はい、ずいぶんと返事が遅れて申し訳ありません。

なかなか心情的には穏やかではない印象が伝わってきますがコメントをいただいた時と今では多少変化があるかもしれませんね。


いやあ、それにしても私大出身の自分としては質問に答えることすら憚れる内容です(汗)
僕はばっちり私立に10年使って卒業してきたものでして「使えねえ!」と言われてしまうと「いや、まあ僕付属の内部出身だしねえ」なんて返事しかしてきませんでしたからね。
教育不能のまさにど真ん中のストライク人間です。

ただまあ、そんなことを言ってしまっては元も子もないので質問して頂いた以上は僕が把握しうる限りの現状を踏まえて「こういうことなんじゃないかな」という話はしてみようかと思います。


とりあえず順次答えていきながら、まとめられそうならまとめてみます。


>『私たちが通っていた頃の学校とは全然違う。すごく優秀でみんな中学に合格するとまず
>塾探しからはじまる!!んだよ。』と。
>確かに私が通っていた頃は私学はあまり評価されずむしろ公立がもてはやされていました
>ので中学受験は簡単でした。


さてこういった疑問はいまだに広い地域で多くの保護者が持っています。
40代後半以上の年齢であれば現在、最難関私立と呼ばれる学校の出身者でも塾の勉強よりも学校の勉強をきちんとしたという人が一般的だと思います。

おそらく、そうでなくなってきたのは開成の東大合格者数が日比谷を上回った年の数年前くらいから、最初は徐々に変化していったのでしょう。そして80年代後半頃にはもはや劇的に変わっていたと思われます。

現状、一言でいえば中学受験の勉強と公立小学校の勉強内容は次元が違います。レベルの違いというほど小さな隔たりではなく「これはもう取り返しがつかないんじゃないか」そう思わせるほどの違いです。

主な原因は私立の過熱化による問題の難度が異常に高まったことと、公立のゆとり化で公立小の勉強レベルが異常なほどに下がったことです。
単純な連立方程式程度なら十分に使いこなせるという中学受験6年生は少なくて見ても1割はいるでしょうし、(X、Yの正しい書き方は別としても)分母の違う分数の計算がままならない公立中学3年生もまあ、びっくりするくらいいます。

いまだに地方出身者であれば公立優位である地域はたくさんあると思いますが、関東首都圏をはじめとした関西首都圏、愛知近辺、広島近辺、九州近辺などなどほかにも私立が評価されている地域があります。


これらの地域で私立が評価される一つとして、単純にそちらの方がまともな学力がつく、そう考えている親が大勢いるからです。今年の東大合格者を見ても10傑はほぼ首都圏内の私立が占めており、いわゆるそれに続く難関大学というところ私立進学校の方が優位なのです。そして世の親たちは実に優れた嗅覚で良い学校というものを嗅ぎ分けています。世の中多数が常に正しいわけではありませんが偏差値の高い学校に関しては「ああ、やっぱり保護者はよく見ているな」と思うことがよくあります。


公立よりも私立の方が優位になったのはそういう教育熱心な保護者たちが形作ったんでしょうね?

初めは敏感な親たちの口コミで「本当に努力している学校」が評価されるのだと思います。
いま首都圏内でいえばやはり私立です。
公立も危機感を持ってのぞんではいますが、公務員が背負っているものと何の後ろ盾のない私立経営じゃやはり覚悟や気迫が違う、そのような気はします。
昨今の広尾学園という学校がいい例です、あれだけの気迫や執念は公立には出せないと思います。
公立には先生の良しあしとかだけではなく、立場もあると思います。
公立では先生は長年同じ場所にとどまれないし、何かをしたくても所詮は拘束も多いでしょうから自分自身の判断でことを起こすわけにはいかないでしょうし。
なかには「自分が定年するまで何も起きないで!!」と願っている校長、副校長はいるかもしれません。まあ、知りませんけど。ドラマの見すぎですかね。

そういう思考の人間が私立でもいないわけではないんでしょうが、そういう学校は公立とは違いあっという間に淘汰されます。一方で公立と違ってこのままじゃまずいと思ったら自分達から勝負に出ることはできます。

思うにそういった志向性の違いが今の大きな隔たりを生んだのではないかと思います。



>確かに大学進学者は以前より増えてはいますが優秀な子の比率が増えない限り絶対値
>の子供の数が少なければ大学受験の難しさは今の方が楽に違いないと思ってしまうので
>すがいかがでしょうか?もちろん東大、京大レベルとかはわかりませんが。


子どもの人数の増減はおっしゃるように今のところ中学受験ではほとんど影響ありません、おそらく今後5年はそうでしょう。

大学は全入時代に入りつつありますが、やはりピンきりですからね。
60で教育不能といわれるとそれが実際どれくらいの学歴でどんな学力かは把握していないので何とも言えませんが、ざっくりとですが高校受験の全国レベルの65程度は中学受験の日能研屋四谷大塚の50程度といわれています。おそらくですね平均層の大学、偏差値50前後の大学生が中学受験の開成、麻布、桜蔭、ふたばや渋幕、豊島岡、などの国語の問題を読んでも、その文のテーマすらつかめない学生はかなりいるんじゃないかと思います。
優秀な小学生には太刀打ちできないでしょうね、おそらく。

大学はだれでも入れる時代ですから入ることは簡単かもしれませんが、社会一般での評価が大きくずれていくというのは考えにくいです。おそらく大卒、ということよりもどこの大学で何を学んできたのかというのは今まで以上にシビアに評価されるでしょう。
だから入りやすいかどうかは生きていくうえでは今もこれからもそうたいして変わらないんじゃないかなと思います 。偏差値云々関係なく良い大学と悪い大学の差がよりはっきりして、そして不景気な分今後も引き続きもっと大変になると思います。

これは中学受験でもいえることで倍率は僕の時代と比較しても随分と下がったと記憶しています。しかしだからと言って簡単になったかといえば全くそう思いません。先ほども言ったように大学同様淘汰されつつある学校は徐々に増えていますし、むしろこれだけの受験の情報量、塾の拘束時間の変化、私立の多様化、単純に勉強という側面だけではなくその他無視できない側面がたくさんあります。
保護者はそれはもう大変だと思いますよ。もちろん受験者本人は言うまでもありませんが。


>私のいる職場はほとんどが申し訳ありませんが国公立出身者になっています。あの大学
>偏差値ってなんでしようか??


国公立出身者ばかりなんですね、それはもう私大出身の自分としては何も返す言葉がありません。

ぼくは一応仕事の立場上、国公立の医学部に入るのはとても大変なことなんだということくらいは知っていますが、大学受験経験者じゃありませんし、別に医者になろうと思ったことはこれっぽっちもなかったですし、いまでも指導している子供のために最低限の教養は身につけておこうくらいの気持ちです、なので医学部のことは人伝に知るくらいですのでその辺はコメントしようがないです、すみません。

そういえば、毎年11月のころになるとこのブログでは「お前医者になれなかったからってひがんでるだけだろー」みたいなコメントがありますw。なぜかは知りませんが11月、この時期なんですね。やっぱりピリピリする頃だからかもしれませんね。

でも僕が医大の話をするのは、そこがどうやら最難関らしいということで取り上げるだけですので、実際のところ詳しくはしりません。


>そしてなぜ中学入ってからもそんなに塾に行かなくてはいけないのでしょうか?



いやーーー・・・・・・・それは知りません(笑)



実際煽り立てる業者もあれば、進学校とうたって内実予備校任せの私立もあるでしょう。

ただ、そうじゃない私立もいっぱいあると思います。「予備校みたいなことを学校でやる!」という気合の入った私立は探せば結構あると思いますよ。

塾に行くか行かないか、これは人それぞれなんじゃないでしょうか。別に行かなくてもたまに予備校の実力試験を受かるくらいで東大に受かる子は受かるんじゃないですかね、もう高校生にもなれば。


どんな状況においても行かなきゃいけないってことはないと思いますけどね。


ただですね・・・気になる記事は過去にいくつか見たことがあるのでそれが参考になるかもしれません。


例えば就職説明会に保護者が同伴するとか、とある予備校の東大などの難関校合格のための特別講座に親子での説明会があったりとか。高校生や大学生になっても保護者任せ、もしくは保護者の指示がないとどうしていいのか分からない人間というのが増えてきているのかもしれません。

それがどんどんエスカレートして中学受験が終わっても
「じゃあ今度は大学に向けて、まず英語の準備をしましょう!!中学一年生から乗り遅れたら大変でしょう?」なんて言われて不安になって塾に行き出すのかもしれませんね。

そうですね、僕が塾の経営でもしている人間だったら「算数と数学は違うんです!!!
ですから春休みのうちから先取りしておきましょう!!!!」
とかなんとかいって勧誘しますか。
なんか不安そうにしている人に目をつけて適当なこと言ったら人集まりそうですし。

教育はいつまでも聖域、この不景気の世の中そういう考えで利潤追求のみで参入してくる人もいるでしょう 。

決定的な理由があるのかどうかわかりませんが「中学へ入っても塾に行く」少なくともそういう目に映るというのは、いくつかの原因が絡み合っていると思います。
中学受験は手間のかかるものなのですが、大学受験、高校受験も少しずつそういう要素が増えてきたんでしょうね。今後しばらくは保護者の手間がかかるようになっていくと思います。

大学受験と中学受験、ずいぶん広いテーマですので議論したらいつまでも続きそうですね。
こんな感じでいいでしょうか。


なんかうまくまとまりませんでしたが・・・、一応こたえられるだけ答えてみました。
全然参考にならなかったらすいません。



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なにかしら参考になると思います。


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No title

ご丁寧なお返事をありがとうございました。先生に少々誤解されてしまったようで少し補足させてくださいね。先日の私の書いたコメントの内容です。少し説明が足りませんでした。私の書いた私学というのは先生があまりご存知ないような地方の一部の私学をイメージして書いておりました。人口の集中している東京の伝統校私学の医学部はそれこそ地方の国公立の医学部よりはるかに難しいのは先生もよくご存知だと思います。もっともそういう所は授業料も国立並みですよね。ごめんなさい、とっても嫌らしいコメントになっていたでのしょうか。ちょっと私の中で具体的なイメージに基づいて独りよがりに書いてしまっていたので誤解を招き不快にさせてしまっていたかもしれません、ごめんなさい。ただそういう地方の何千万円も入学時に必要になるというそれ自体にかなりバイアスがかかってくる大学が偏差値60という受験業界よりの提示がどうにも腑に落ちないという話をしたかったのですが。少しエキセントリックな感じに受け取られてしまいましたね。唇寂し・・です。他人に対してもこうやってネットはお話できるのですがなかなか一方通行なのでよほど丁寧に書かないといけないと反省しています。

Re: No title

こちらこそ・・・的外れというか、見当違いの話をしていたようで申し訳ありません(汗)
尤も地方のこととなるとますますもって現状はわかりませんw。

偏差値そのものに関して言えば、当然母体によって数値の相対的な意味合いは大きく変わりますし、
予想偏差値という形で多少は作成側の手が加えられることもあるかもしれませんね。
それに関してもデータに基づいて、という形でしょうから一個人の決める事ではないと想像しています。
偏差値の信憑性や普遍性には細かく読み取ろうとすると比較的早い段階で限界がくると思います。
例えば偏差値表で与える同じ学校に対する印象がずいぶん違うことは珍しいことではないです。
最後は個人の見識で様々な対策を立てなくてはいけないので
提供する側にすべてをゆだねることは難しいでしょう、それは中学受験も同様です。
医学部に入るための資金というのは国公立であっても破格でしょうから
それで予備校に通うか否かという違いは普通の大学受験とはずいぶん桁がちがうのでしょうね。
そういえば去年だったか、医学部受験の合宿にとんでもない額を提示しているのを見て愕然としましたし、
また有識者が「これはお得だ」みたいなことを言っているのを見たときにさらに驚きました。

前提として「どれくらいの経済力のある家に生まれたのか」この部分が受験に大きく左右するのだとしたら
医学部受験に関しての受験業界は何かしらの変化は必要かとは思いますが。

学校経営というのはいかにお金がかかるのか何度か見聞したことがありますが
本当のところは理事長クラスにでもならないとわからない気もします。

現状の価値観で成り立っているのであれば今後も変化はないでしょうし、
景気の大きな変化や大衆の常識に大きな変化が生じたときに価格破壊が起きるのかもしれません。

プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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