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個別指導塾  その4

カリキュラムということに関して、個別と大手の塾との質の違いを挙げましたが、
なかには「それでも集団塾のカリキュラムは早すぎるし後戻りができない、本人が躓いている部分ははじっくりやってほしい」という意見もあると思います。

この場合大体こういう見解を持てる人は個別も集団塾も活用できているパターンが多いです。個別で子供の学力が深刻な状態の場合というのはそこまで子供の状況を理解していないケースがほとんどです。


又個別はカリキュラムが確立していない分,確かに緩やかですし、ピンポイントで使うようなケースでなくとも受験勉強の初歩的な部分からきちんとやる、という部分においては良いと思います。
主観ですが初歩の部分がきちんと確立されたらやはり「いずれは集団塾に転塾させる」というほうがより効率も上がるのでは、と考えています。
ただスケジュールの都合で個別にしている人は転塾は難しいし、また順調な時に転塾する必要性を感じる人も少ないのでなかなかピンとこないかもしれません。

もうひとつ重要な要素として 個別か集団塾か、それぞれのメリットデメリットの比較よりも子供のタイミングの問題というのもあります。

子供の精神年齢としての成長度合いが個別にあっているのか、集団にあっているのか、という点です。

例えば以前こういうことがありました。

やはり集団塾に通い、そしてついていけずに個別指導塾に変え、それでも中々思うように行かないので家庭教師に、という流れで僕の所に来たケースです。

指導を始めて数カ月経過した時にお父さんと話していて、ある話題の中で僕が「サピや早稲アカ、日能研のような大手進学塾は実績相応のカリキュラムがきちんとしている」というような旨を話したわけです。

そしたらポツリと
「じゃあうちみたいに集団でまったく駄目だった場合、個別でも駄目ならどうしようもないですね・・・。」といいました。


これはやっぱり又少し違うんですね、この子の場合は僕が指導して数ヶ月たったときに充分集団塾でもやっていけるだけの学力がついてきていました。
お父さん自身集団塾にかなり抵抗感が強く残っている感じでしたが、僕の見た感じではもう充分にやっていけるだけの学力が身についていましたし、ついていくだけのやる気も備わっていました。
むしろ個人的にはもう個別じゃなくてもいいんじゃないか、もう一伸びするには集団塾に戻るのも一つの手なんじゃないか、そう感じていました。


こういうのは珍しいケースですね。
指導当初の状況からすると随分と学力が向上して最終的に本命は無理でしたが併願として合格したのは6年生のはじめから考えるはかなり難しいレベルの学校でした。

もともとがかなり低かったのもありますが数値でいえばずいぶん上昇しました。



じゃあ、どうして成績が上がったのか?


家庭教師が功を奏したのか?


だとまあ話がまとまって僕としては大変よろしいのですが、要因はいくつか考えられます。


まず、子供の意識が変わったこと。
僕が指導する以前の子供がどういう勉強の取り組みをしていたのかは知りませんが保護者の話を聞く限りでは「大手の塾もだめ、個別でも駄目、いよいよ自分はまずいかもしれない」という危機感は芽生えてきていたようです。

後は両親も意識がずいぶん変わったのだと思います。
もういい加減どうにかしなければ、でもどうすればいいのかわからない・・・。
だけれどもとにかくこのままじゃかなりまずいということはうすうす感じている。。

そういう切迫感は終始伝わってきました。

僕は基本的に個別指導のフォローと基礎学力の復習をしました。
なんとも奇妙奇天烈な感じがするかもしれませんがそういうことをやっていました。

最終的に保護者が何を信頼していたのかはわかりませんが徐々に成績は上がっていったので、個別に家庭教師という個別の歯車がうまく回ったのだと思います。塾の内容を復習することでとにかく学習したことを定着させることを最優先しました。

別に個別だからまずい、というわけではないです、もちろん。
それをうまく活用している人はいます。

ただ皮肉にも「個別にがっつり4科目」という使い方で効果的なケースはほとんど見かけません。
自分のところに依頼が来るくらいですからうまくいっていないのは想像つきますがその状態が思いのほか深刻である、保護者が思う以上にかなりまずいことになっているケースは少なくありません。
そしてそういう御家庭では重要なことを見落としているのがほとんどです。

その見落としている部分にきちんと気がつき、自覚できていれば好転すると思います。
何といっても4科目個別ですからね、使い方を間違わなければ上がります。


個別の話をずっとしてきました。


相変わらず話が回りくどくなりましたが一応言いたいことはあるんです。

ので次回いい加減まとめという形でそのことに触れようかと思います。



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カリキュラムということに関して、個別と大手の塾との質の違いを挙げましたが、なかには「それでも集団塾のカリキュラムは早すぎるし後戻りができない、本人が躓いている部分ははじっくりやってほしい」という意見もあると思います。 この場合大体こういう見解を持てる人...

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プロフィール

shioshioshu

Author:shioshioshu
1980年生まれ 男性
慶応中等部出身
担当教科 主に算数
合格実績 麻布、駒東、ラサール、桜蔭、女子学院、渋幕、渋々、慶応普通部、慶応中等部、早稲田中、渋渋、武蔵、サレジオ、広尾、青学、学習院、浦和明の星 等

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